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国府弘子の新・ピアノ一丁!∼ピアノへのラブレター∼

威勢のいいタイトルで登場させていただきました、どうぞヨロシク!ちなみにこれは1995年のエッセイ集のタイトル(それで今回「新」が付いているというわけ)。ピアノとともに東奔西走喜怒哀楽。果たしてこの歳月は自分をどれくらい成長させてくれたのか?はたまた老いに向かっているのか? 20年前には手書きの原稿用紙、今はパソコンを打ちながら、私のピアノライフを綴ります。

(毎月1日、15日頃更新。※更新日は、都合により前後する場合がございます。)
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pianist 国府弘子

pianist 国府弘子
ピアニスト/作・編曲家。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、単身渡米しジャズ修行。帰国後1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、アルバムの制作、ライブでのパフォーマンス、テレビやラジオのDJをはじめ活字メディアにもエッセイを寄稿するなど多彩な活動で全国的な人気を集める。 幅広い表現力を持ったインプロヴァイザーとして、音楽シーンをリードしてきたジャズ・ピアニストであり、また温かく心に響くメロディーを創造する作曲家としても評価が高い。2015年1月にピアノソロアルバムをリリースします。

No.9∼新作アルバム「ピアノ一丁!」について vol.1∼

2014.12.26更新

私にとって2014年は、穐吉敏子さんや仲間達との「ジャズピアノ6連弾」全国ツアー、岩崎宏美さんとの「ピアノ・ソングス」全国ツアーなど、“ホールの響き”を堪能した1年でした。そして夏の終わりには、ホールを借りて新作アルバムのレコーディングもいたしました。大好きな銀座ヤマハホールでの、完全ピアノソロ。しかも極上フルコンサートグランドピアノCFXとの蜜月。想いは叶えるものですね。久しぶりの自分の作品を一言で表すと、音色に全神経を集中した一作である、と。一音一音、ウカツに鳴らしてはイカン。奏でるは語りたい音のみ。そんな事を自分に命じ、幸せになれる極上音色を追求した今作。そのためのマイク位置や録音に心血を注いでくれたスタッフ一同の“プロフェッショナル”にも支えられ、ソロなのに全く孤独じゃない、歓びに満ちたレコーディングでした。

左から青木氏(録音スタッフ)、私、酒井氏(調律)、
藁谷氏(録音)

録音時の限定観客は4名(4匹?)

収録曲については次回語らせていただくとして・・・まずはアルバムタイトルをお知らせしておきましょう。「ピアノ一丁!」これが、今回の新作アルバムのタイトル。あれっ?このエッセイのタイトル?そうです、そしてそれは、20年前の単行本のタイトルでもあり・・・つまり、この新作CD、20年も前から構想していたのか!?自分でも不思議な、ご縁のたまもの。 さあ、あなたも試しに、声に出して言ってみよう、“ピアノ一丁!” ・・・ホラなんか元気が出ませんか? 2015年はこの新作とともに、全国へ出前演奏に出かける私です。どうぞヨロシクね!

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pianist 国府弘子
ピアニスト/作・編曲家。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、単身渡米しジャズ修行。帰国後1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、アルバムの制作、ライブでのパフォーマンス、テレビやラジオのDJをはじめ活字メディアにもエッセイを寄稿するなど多彩な活動で全国的な人気を集める。 幅広い表現力を持ったインプロヴァイザーとして、音楽シーンをリードしてきたジャズ・ピアニストであり、また温かく心に響くメロディーを創造する作曲家としても評価が高い。2015年1月にピアノソロアルバムをリリースします。
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