群馬県・東京農業大学第二高等学校

※この記事は2009年時のインタビューです。

バンド紹介をお願いします

農大二高吹奏楽部ではステージ(座奏)とマーチングの両立を目指しており、マーチングではパレードとショーのスタイルの両方を取り組んでいます。特にショーのスタイルで行う時は全部員の160名以上で演技する事もあります。バンドの特徴とすればパレードの場合はオーソドックスなマーチでパレーディングの美しさを表現できる様に心掛けています。またフェスティバルのようにショー的な場合にはクラシカルなオーケストラで活躍した作曲家の曲を題材に取り組んでいます。今までにモーツァルト、チャイコフスキー、ワーグナー等の作品にチャレンジしました。

ヤマハと出会ったきっかけは?

私が吹奏楽やマーチングの活動を行ってきた中で、たくさんのヤマハの方と接する機会がありました。その中で私の音楽に対する考え方とヤマハの方達の考え方や情熱が全く一緒であった事をよく覚えています。多くのヤマハの方と出会い、沢山のヤマハの楽器を手にしてきましたので最初のきっかけと言われると難しいですが、今もこれから先もヤマハブランドと共に我々農大二高吹奏楽部も成長したいですね。

ヤマハに切り替えたポイントを教えてください

マーチング打楽器に関しては昔からヤマハ製品を使用していましたが、管楽器に関しては他社製品を多く使用していました。ただ生徒の意見を聞いたり、私自身トランペットを経験していましたので実際に試奏してみたところ、吹き易さや音程の安定感に驚き、現在ではクラリネット・トランペット・トロンボーンと順番にヤマハ製品に切替えています。特にクラリネットについては、私もステージ上で他社製品とヤマハを比べましたが音色の良さ・音程の安定感には本当に驚きました。次は木管を中心にサクソフォンから切替えようと考えています。

ヤマハの楽器の良いところを教えてください

まず一番に言えるのは、やはり音色と音程が良いという事です。私の学校のバンドではマーチングの活動を行っていますので屋外など大きな場所で演奏する機会が多いのですが、そこで音程や音色を揃えて遠くまで音が届くようにする事は非常に重要と考えています。その点で言えばやはりヤマハの管打楽器はマーチングのみならずステージ上においても、私のイメージしているサウンドを得る事ができますね。特に管楽器は必要以上の息を入れなくても素直に鳴ってくれる。これは一番大切だと思います。

マーチングならではの効果や楽しみとは?

現在部員が160名を超える人数になりましたが、マーチングではその大人数が一つになれるといった素晴らしさがあります。その他にも座って演奏しているだけでは味わう事が出来なかった事、例えば出来る先輩が出来ない後輩を助ける、お互いに助け合い認め合う。楽器演奏力の向上よりも人間としてとても成長できる。これがマーチングの一番の素晴らしさですね。

バンドの目標を教えてください

吹奏楽連盟主催のマーチング全国大会にはお陰様で連続15年以上出場させて頂いております。その為、全国大会への切符を手にする事も当然目標ではあります。歴代の卒業生が築いてきた伝統を継続する為にも、全国大会を目差す事は大切ですね。ただ、本当の大切さは毎年入れ替わっていく生徒達が大会に出場するまでに、どこまで自分に厳しく努力を重ねる事が出来たかという事であると思います。大会の他に農大二高吹奏楽部最大のイベントは12月の定期演奏会です。これは私も生徒達も大会以上に力を注ぎ、1年の中で一番大切にしているイベントです。