神奈川・YOKOHAMA ROBINS
※この記事は2009年時のインタビューです。
バンドのスタイルを教えてください
編成は、ブリティシュスタイルをベーシックにしていますから、吹奏楽スタイルやコースタイルとは少し違います。トランペットと同じくらいの比率でコルネットを入れていますし、ディスタンス(前後の距離)が厳しくなるのを承知でトロンボーンも入れているのが特徴ですね。あとはメロフォン、バリトン、ユーフォニアム、チューバ、それとバッテリーにピット、カラーガーズは他の団体とほぼ同じですかね?やはりメンバーの年齢が若い(中学生もいる)のでサウンドに特徴を持ちたいと思ったのと、私がブリティシュサウンドやクラシックが好きなのでこの編成を選んでいます。コーチ達には「コルネット無くしましょう」とか「トロンボーン無かったらこのポジショニングが楽なのに!」と毎年攻められますが、今のところ点数にも顕著に表れているので、譲れません(笑)。
ヤマハと出会ったきっかけは?
一番大きく左右されたのは小学校教員だったことですね。当時からヤマハは小学校の音楽教育に協力的で、マーチングを知りたい時にずいぶん教えていただきました。またヤマハの特約店にもアドバイスや多少の(かなり?)わがままなども聞いていただけたことです。
ヤマハに切り替えたポイントを教えてください
初めてヤマハ打楽器の音を聞いて「音がいいなぁ」というのが第一印象でした。管楽器は最初からヤマハでしたよ!
「Doマーチング!」という衛星放送に出演したことをキッカケに、打楽器設計の方が学校にわざわざ来てくださったことがスタートです。ですからロビンズを立ち上げた時は最初からヤマハを選びました。
ヤマハは私が言うのも変ですが、オールラウンドなので不器用に感じる人もいるようですが、紳士的で教育的な観点のメーカーなんだと今でも感じる事が多く安心します。(ちょっとほめすぎかなぁ)(笑)まあ今後も頑張ってくださいね。軽いに超したことはないし、安いに超したことないし、いい音も(笑)
ヤマハの良いところを教えてください
音が良いですね!管楽器については音程が特に良いです。動きが激しくなると音程を気にする余裕がなくなりますから、音程が良い楽器は助かります。打楽器については音色が好きですね。ロビンズのブラスコンセプト(ブリリアント)にベストマッチすると感じています。
ヤマハを指名する理由の第1点目は、クォリティーの高さです。
2点目はメンテナンス。
3点目は、特注です。やはりオリジナリティーを求めていますから、ちょっとしたカスタマイズの相談にも乗ってくれます。
4点目は、私(米谷)が小学校の教員なので、ヤマハの楽器は総合的にクォリティーが高いと感じています。ピアノ、学校用オルガン、リコーダー、鍵盤ハーモニカなど、どれをとっても高い水準をキープしていますから安心です。
マーチングならではの効果や楽しみとは?
ロビンズの特徴である「年齢差が大きい」が逆にメリットになっています。中学生から社会人まで在籍していますから「教えて、教わる」と言う図式が自然にでき、人間関係を学ぶ基礎になっています。中学生・高校生は技術と協調性を社会人から学び、社会人は中学生や高校生のひたむきさや夢などを学ぶと信じています。
私たちのチームワークのポリシーは、「一人がみんなの為に、みんなが一人の為に!」。ラグビーの標語みたいですが(笑)。
また中学生は体力育成、社会人は時間を有効に使い練習を効率化することで仕事も両立することを学んで欲しいですね。
またイベントやいろいろな練習会場を借りることによって、社会性や公共心を育てるようにしています。恥ずかしい話ですが毎年失敗し、反省し、修正しながらです。練習会場の床を傷つけて謝りにいったり、礼儀を忘れた態度にお叱りを受けたり、悩みはつきません。
バンドの目標を教えてください
難しい質問ですね~。綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、「青少年の社会教育」です。メンバーの一部は「全国大会が目標」と言うかもしれませんが、私はマーチングを通して社会貢献の出来ることを、若いメンバーと共に創ることを目指しています。
地域のイベントには余程の事がない限り出演するようにしていますし、地域の小学校で指導をお願いされればメンバーと出かけています。内心は日本一になりたいのですが(笑)心の成長なくしては音楽教育ではないので、軸がブレないように心掛けています。
(ちょっとかっこつけすぎですかねぇ?)