アビテックスの遮音性
確かな技術で、理想的な防音品質。
アビテックスは単体としてきちんとした遮音性能を確保するため、ヤマハ独自の技術を床・壁・天井・開口部に採用しています。さらに、建物躯体との総合的な防音処理を行うことで、部屋全体として高い遮音性能を発揮します。
アビテックスでは、各商品単体の性能としてDr30、Dr35、Dr40と3タイプの遮音性能を設定しています。
お客様のニーズに合わせ、自由に選択できるようになっています。
遮音性能=Dr等級とは?
Dr等級とはJISで規定されている遮音性能をあらわす指標です。
防音室の性能はこのDr等級で評価されます。簡単に言うと、音を何dB遮音する(カットする)かということを表わしています。
ピアノの音は例に出すと90~95dBの音が出ますがDr35の防音室の中でピアノを弾くと、防音室の外へは55~60dB程度の音になって聞こえることになります。(※)
これは通常の話し声(60dB)程度の音が漏れ聴こえることになります。
かなりの音が漏れるのでは?と感じるかもしれませんが、防音室の外には、建物の壁があるわけですから、例えばマンションの場合であれば、隣住戸への音漏れは30~35dB程度になり、ほとんど音が漏れることはありません。
※防音室の設置環境により、この音の大きさは異なる場合があります。
アビテックスの音場
美しく自然な響き。それは音場から生まれます。
一般的な防音室は音を閉じ込めるという性質上、音が外に出て行かず部屋の中で反射を繰り返します。
音場が整えられていない空間では、反射を繰り返した音同士が干渉しあい、不快な響きとなります。
アビテックスでは快適な音場を実現するために、調音パネル(※)をはじめとした音響調整部材を使用し、音の響きを最適にコントロールしています。
そのためにアビテックスは人の声や楽器の音が自然な美しい状態で聴こえる空間になっています。
※調音パネルは薄さ3cmでありながら、吸音性能と散乱性能をバランスよく両立したヤマハオリジナルのパネルです。
音場が整えられていない空間では音が反射を繰り返し、不快に感じます。
ヤマハの防音室では、音の反射効果と吸音効果のバランスを整え、快適な空間にコントロールします。