ピアニスト 宮谷理香さん

#10

宮谷 理香さん

ピアニスト

集中して練習したいときは、いつでもこの部屋にこもります
 
東京の自宅のリビングでよくサロンコンサートを開くのですが、そこを改装することになったのをきっかけに、置いてあるS-400Bのピアノを買い替える ことになりました。でも、そのS-400Bは私がショパンコンクールを目指したときに、練習を支えてくれた思い出深いピアノ。とても愛着があって、どうし ても手放す気にはなれませんでした。そこで、私の出身地・金沢にあるマンションの一室にそのS-400Bを置き、集中した練習が必要なときにはいつでもそ こにこもって、ピアノに向かえるようにしたのです。  
 
マンションですから、ここで音を出すとしたら、周りのお宅に配慮することが必要です。それならアビテックスを入れたらいいかなと思ったのが、購入のきっ かけでした。S-400Bを置いた部屋は六畳の洋室ですが、コンクリートの梁が突き出ていたりするため、フリータイプのアビテックスを選びました。
金沢の家には電話もFAXもありません。ここに来て、ただひとりこもってしまうと、外部からの雑音に全く悩まされることなく、心ゆくまで集中してピアノ に向かうことができます。アビテックスの中は、吸音と反響のバランスがとれていて、音が響き過ぎもせず、痩せ過ぎもしないので、耳が疲れないんです。い え、”耳が冴えてくる“といった方が正しいかもしれません。ここでは譜読みをしたり、また楽曲を深めていったりという練習をすることが多いのですが、自分 の出す音に集中できるため、練習がはかどります。また、しっかりと遮音された大きな窓があるおかげで、外からの光で時間の経過を感じながら練習できるの も、嬉しいですね。
 
 
私の両親は音楽については二人とも素人でした。ですから、グランドピアノの必要性とか、防音の大切さなどについても、特に知識があったわけではありませ ん。「先生がこうおっしゃっているから」と理由を言えば、その都度理解をして、私がレッスンを続けるのに必要な環境を整えてくれました。子どもは自分で環 境をつくりだすことができませんから、両親にはとても感謝をしています。ですから、今音楽の勉強をしているお子さまをお持ちのご両親の方には、お子さまが 安心してレッスンを続けていくための環境づくりの一環として、練習室の防音をぜひお考えいただきたいと思います。
 
 

アーティスト情報

 
みやたにりか
金沢市生まれ。5歳よりピアノを始める。桐朋学園「子供のための音楽教室」、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。95年飯塚新人音楽コン クール第1位。同年、第13回ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞。2001年からシリーズ「宮谷理香と廻るショパンの旅」をスタートし、10年計画 でショパンの作品に取り組んでいる。

宮谷理香ホームページ
http://www.miyatani.jp/rika/