東京都千代田区 共立女子大学

 
創立以来120余年の伝統を誇る共立女子大学。女子教育のパイオニア校の一つとして、女性の社会的地位の向上に大きく貢献してきました。一方、新しい時代 の要請に応えるべくカリキュラムの刷新にも積極的に取り組んでおり、2007年4月から家政学部に児童学科を新設。卒業とともに「幼稚園教諭1種」「保育士」の免許資格が取得できることになりました。それにともない、幼児教育には欠かせない音楽指導用に、ピアノ練習室を新設。約10畳の5室がグランドピアノレッスン室として、2畳タイプのセフィーネ10室がアップライトピアノ練習室として、それぞれ導入されました。
「この春、児童学科の第1期生104名を無事迎え入れました。ピアノに関しては、まったくの初心者は全体の1割程度なのですが、経験者でもレッスンを中断してブランクの長い学生が多く、やはり授業の合間の個人練習は欠かせないようです」とおっしゃるのは、専任講師の村上康子先生。練習室の使用状況を伺うと、「防音室というと、まったく響きのない部屋を連想しがちですが、アビテックスは、デッドすぎず、響きすぎもせず、自分の出した音がよくわかるので、気持ちよく練習できているようです。窓が大きく、誰が使用中なのかがわかりやすいのもいいですね」。さらに遮音については、「同じフロアや上下階にも一般教室がありますが、音の苦情が来たことはありません。安心して授業やレッスンに打ち込めます」とのこと。
伝統ある神田一ツ橋の共立女子大キャンパスに、新しい息吹を吹き込んだ新学科の設立プロジェクト。4年後には初代卒業生が「幼稚園教諭」「保育士」の免許資格を手に、全国の教育現場に巣立っていくことでしょう。
 
 

設置状況

 

ユニットシリーズ
セフィーネ AMBB20Cタイプ(×10セット)

声楽や器楽の集団授業が行われる音楽室