愛知県北名古屋市 名古屋芸術大学

 
音楽、美術、デザイン、人間発達の4学部をもつ名古屋芸術大学は、1970年の建学以来、多くの芸術家や教育者を輩出している総合芸術大学です。東西2 つあるキャンパスのうち、音楽学部のある東キャンパスは、全12棟の建物に多くの練習室やスタジオ、ホールが入る大規模なもの。今回取材に伺ったのは、そ の中の、主に弦管打専攻学生が学ぶ3号棟の地下練習室です。
3号棟は、450席の本格的なホールの周りを弦楽器・管楽器の練習室がとりかこむ建物で、音の大きな打楽器の練習には、防音的にも有利な地下室が利用さ れていました。ところが、この地下室の音が、2階にあるホールの中にまで漏れてくることが判明。困った大学側は、音漏れの原因特定と対策を、ヤマハに依頼 したのです。ヤマハは調査測定の結果、音漏れを空調系配管からと特定、的確な遮音対策を施すとともに、地下練習室全体をアビテックスで音場改善。簡易録音 スタジオとしても使えるよう3対1に仕切って利用することを提案しました。このプランは、2005年度よりカリキュラム多様化を予定していた大学側のニー ズにも合致。今では、弦管打学生のレッスンのほか、他科学生が副科ドラムのグループレッスンに利用したり、サウンド・メディアコースの学生がバンド練習に 利用したりと、空き時間がないほどの人気ぶり。もちろん今では2階のホール本番時にも、心おきなく練習が可能です。
2005年にはジャズ・ポップスコースなど新しい専攻も誕生し、ますますキャンパス内に活気がみなぎる名古屋芸術大学音楽学部。アビテックスの練習室は、大きな音が安心して出せる練習室としてフルに活用されています。
 
 

設置状況

 

フリーシリーズ AMGタイプ


5号棟1階に並ぶピアノ練習室。

アビテックスの防音ドアを導入