東京都港区三田 慶應義塾大学 言語文化研究所

慶應義塾大学 言語文化研究所

1942年に設立された言語文化研究所は、慶應義塾大学の中でも最も古い歴史を誇る研究所の一つです。私学では珍しく専任スタッフを有する人文系の研究所で、その多岐にわたる活発な研究活動は国内はもとより国際的にも注目を浴びています。

音響分析や知覚実験のための録音に使用


業務用防音室(AMG35)

慶應義塾大学言語文化研究所の川原 繁人先生は、言語研究のための実験室として防音室を導入されました。

人間が音をどのように操っているかを 、様々な角度から研究されている川原先生ですが、「この実験室では主に日本語の促音、長母音、濁音、アクセントの音響分析や知覚実験のための録音が目的です。
そのためには、外部の足音や高周波のエアコンの音などが入らないことが重要」だということです。

音声学の分野では、研究者の間でヤマハ防音室の評判が良く、第1希望としてアビテックスを指名されました。

外部音の遮断と共に、室内の吸音調整もポイント


消音装置にダクトを接続

先生のご要望をお聞きして、ヤマハではアビテックス不燃仕様AMG35をご提案。
防音室にとって外部から内部への遮音はより難しいのですが、足音の振動音を遮音するために床を高くし、さらに、ダクトに消音装置を設置して空調・換気音(以下、ファンノイズ)が入らないようにしました。

また、音場の面ではできるだけ余分な響きを取り除くため吸音の調整がポイントに。

ファンノイズの問題が解決


川原繁人先生

アメリカの研究所でも長年防音室での実験を行ってきて、エアコンの音には悩まされてきたという川原先生。まずファンノイズがまったくというほど気にならないことに本当に驚いたといいます。
「遮音性能に関しては外で大きな音を出して実験してみましたがまったく問題ありませんでした。内部の音場に関しても、音声学の実験室としてまさに理想的と言えます」と語ってくださいました。

設置状況


レイアウト
製品名
遮音性能 単体性能 Dr-35
外寸 W1,800 × D1,800 × H2,303
内寸 W1,603 × D1,603 × H2,124
ヤマハ乾式積層浮床
タイルカーペット仕上
ヤマハ壁遮音パネルシステム
ヤマハ壁音場パネルシステム
天井 ヤマハ天井遮音パネルシステム
ヤマハ天井音場パネルシステム
建具 ヤマハ鋼製防音ドア(FIX窓付)/塩ビシート貼仕上
FIX窓/スチール枠塩ビシート貼 ガラス
電気設備 照明器具 蛍光灯
換気設備 消音型給排気システム

 


音声録音室の内部

販売店

株式会社ヤマハミュージックリテイリング