【導入事例】有限会社ティーアンドハイ(T&HY)様 / SRカンパニー / 京都府
Japan / Kyoto, Apr 2011
SB168-ES 導入で仕込時間が大幅減タイトな現場スケジュールに効果絶大
30年の長きに渡り、京都のミュージックカルチャーを音響面で支えてきた有限会社ティーアンドハイ(T&HY)を取材させていただいた。学生時代に京都でバンド活動に明け暮れた当社取材班のNにとっては憧れのカンパニーだ。同社がデジタルミキサー「M7CL-48」を購入したのは3年前。今回、EtherSoundステージボックス「SB168-ES」を追加導入し、理想のシステムがついに完成。導入動機はズバリ「仕込時間の圧倒的な速さ」と代表の徳竹氏は言う。クリアな音質にも大満足とのことだ。
松下奈緒コンサート Scene#25
2010年NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」のヒロイン役で大ブレイクした女優 / ピアニストの松下奈緒さんのコンサートで、ヤマハEtherSoundシステムが採用された。最先端のデジタル技術により、松下奈緒さんの繊細で美しいピアノの魅力が余すことなくオーディエンスに届けられた。もちろんPA はT&HY。代表の徳竹氏がチーフオペレータを務めた。「タイトな移動日程のせいで仕込に十分な時間が取れない現場だったので、セッティングの早いEtherSoundシステムは好都合だった」と徳竹氏。そして音質の大幅な改善にも驚いたという。「今までのアナログのシステムとは低域の輪郭や明瞭度が違う。春から始まる全国ツアーでもフル稼働させたい」と語ってくれた。今回はM7CL48-ESの空スロットに、話題のDanteやWAVES SoundGrid等のインターフェイスカードが装着され、多彩なサウンドメイキングが行われた。
ステージ上の「AD8HR」のHAはEtherSoundインターフェイスユニット経由でM7CLからリモートコントロールされている。マイクケーブルはわずか5m。
M7CL48-ES越しに見たリハ風景。傍らのPCには、ミキサーをコントロールするためのEditorやEtherSoundセッティング用のソフトがインストールされている。
M7CL-48ESのシンプルなリアパネル。DanteカードとともにWaves Sound Grid「WSG-Y16」が装着されている。後者はタックシステム(株)がサポート。
セッティングの早さは現場の雰囲気にも影響するから非常に大事なポイント。EtherSoundシステムはLANケーブルをつなぐだけで準備はほぼ完了と言ってもいいぐらい簡単で早い。音もいいし、一度使ったら、もう手放せないですね。(徳竹氏)