【導入事例】スタジオペンタ横浜店様 / リハーサルスタジオ / 神奈川県

Japan / Kanagawa, Aug 2013

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首都圏を中心に新宿、渋谷、吉祥寺、池袋などにリハーサルスタジオを展開し、新しい機材とユーザーフレンドリーな価格設定で学生を始め多くの利用者に愛されるリハスタチェーン「スタジオペンタ」。筆者自身も学生時代にバンド練習でお世話になり、多くの思い出があるスタジオである。

あたかもライブハウスのステージで演奏している臨場感が得られるという基準で、ヤマハのパワードスピーカーDSR215とパワードサブウーファーDSR118Wの1/1対向がチョイスされた。モニターにはパワードスピーカーのDXR12を4台導入。そしてミキサーには、音響機器に詳しくないスタジオ利用者でも直感的に操作が可能であるということ、それでいて音質が良く様々な機能が内包されコストパフォーマンスに優れたものということで、アナログミキシングコンソールMGP24Xが採用された。

導入されたシステムについて、スタジオペンタ横浜店エンジニアの岡部氏は次のように語る。「普通のアマチュア向け練習スタジオではあまり見受けられない本格的なシステム構成に、最初は多くのお客様が驚いていらっしゃいました。しかしメインスピーカー・モニタースピーカーからの各音量バランスや、スピーカー配置を非常に高い自由度で実現出来るこのシステムは、多くのお客様が演奏を想定しているライブハウスの環境をそのままスタジオに移植したようなものです。ライブ向けのリハーサルで来店される方、特に月に何本もライブを行うバンドから大変好評です。」

音響ラックの上に置かれたアナログミキシングコンソールMGP24X。デジタルミキサーにも搭載されている高品位なリバーブ「REV-X」を搭載。そしてステレオバスにはGEQを内蔵。これらをiPhoneアプリでコントロール出来るという、アナログでありながらデジタルの利便性を取り入れたプレミアムグレードのアナログミキシングコンソールだ。ハイグレードなオーディオインターフェースで採用されているヤマハのヘッドアンプ「D-Pre」を搭載し、音質面もプレミアムに恥じない仕上がりとなっている。

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前出の岡部氏曰く「ライブハウスとは違い、PAミキサーエンジニアが不在のため音場は原則として利用者自身で作らなければなりません。ヤマハのMGP24Xのインターフェースは見やすく、演奏者の負担を減らします」と高く評価。なお写真右手、壁にかかっているのは照明用のコントロールサーフェス。リズムに応じて自動で照明が切り替わるシステムが導入され、まさにライブハウスのステージにいると錯覚するような雰囲気のなかで練習が可能だ。

そしてモニタースピーカーシステムにはDXR12が採用された。使用環境に応じてスピーカープリセットを簡単に調整可能な「D-Contour」スイッチにより、モニター使用に最適化されており、「低域から高域まで伸びやかでフラットな特性をもつスピーカーで、無駄なEQを用いずに十分な音量で聞く事が出来ます」と、メインスピーカーと併せて好評だ。

前出の岡部氏によれば「本格的な見た目や多機能さとは裏腹に、親しみやすく分かりやすいというところが、実は今回導入したヤマハのシステムの一番の利点」とのこと。全く新しいコンセプトのリハスタとして、今後の展開が見逃せない。

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データ

製品情報 MGP Series
DXR Series
DSR Series