音・信頼性・視認性などあらゆる面で大きく進化した Dante対応I/Oラック「Rio3224-D2」「Rio1608-D2」を発表
プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、Dante対応のI/Oラック『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』を4月に発売します。同時発表のDSP内蔵コントロールサーフェス「CSD-R7」と組み合わせることで、デジタルミキシングシステム「RIVAGE PM7」を構築し運用することができます。もちろん「CLシリーズ」「QLシリーズ」と組み合わせて使用することも可能です。
品名 | 品番 | 価格 | 発売日 |
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I/Oラック | Rio3224-D2 | オープンプライス | 2018年4月 |
I/Oラック | Rio1608-D2 | オープンプライス | 2018年4月 |
製品の概要
1887年の創業以来、楽器の分野だけでなく音響機器の分野においても革新的な製品を提供してきました。2001年に発売した「PM1D」は、大規模ライブSR(Sound Reinforcement:コンサート用音響)に特化したフルデジタルコンソールとして、その卓越した音声処理技術、高度な機能性と信頼性により、以後のライブコンサートや劇場における音響システムに大きな変革をもたらしました。2015年には、ホール、スタジアム、野外などでの大規模ライブSRにおける新世代フラッグシップモデルとなるデジタルミキシングシステム「RIVAGE PM10」の出荷を開始。これまでに世界各地の大規模コンサートの現場で使われ、サウンドクオリティ、操作性、信頼性、拡張性などで高い評価を得ています。
ネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用したI/Oラック「Rシリーズ」は、2012年のデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」発表とともに、最初のモデル「Rio3224-D」と「Rio1608-D」がリリースしました。その後、入力専用ラック「Ri8-D」と出力専用ラック「Ro8-D」、Dante/MADI変換を実現する「RMio64-D」、Danteとヤマハの豊富なMini-YGDAIカード群との変換を実現する「RSio64-D」をリリースし、ラインナップを強化。その高音質とDanteの利便性から、さまざまな現場で活用されてきました。
今回発表する『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』は、「Rio3224-D」および「Rio1608-D」の後継モデルとして、音・信頼性・視認性など、あらゆる面で大きく進化したDante対応のI/Oラックです。同時発表のデジタルミキシングコンソール「CSD-R7」と組み合わせることで、デジタルミキシングシステム「RIVAGE PM7」を構成できるだけでなく、「CLシリーズ」「QLシリーズ」とも組み合わせることができ、Danteシステムの可能性をさらに高めます。
詳細は以下の通りです。
主な特長
1. RIVAGE PMシリーズ直系のナチュラルサウンド
ステージで鳴っている音をありのままに取り込み、そこからさまざまな色付けを行う。これまでヤマハが一貫して追求してきたコンセプトは『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』でも継続しています。先代モデル「Rio3224-D」「Rio1608-D」からアナログ回路を見直すことにより、ヤマハ伝統のナチュラルサウンドがさらに進化し、「RIVAGE PMシリーズ直系」に相応しい音質を有しています。
2. 2台の電源ユニット内蔵による信頼性と空冷経路再設計による静音性の向上
音声信号を取り扱うI/Oラックにとって、電源の喪失は最大のリスクとなり得ます。『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』は2台の電源ユニットを内蔵していますので、万が一片側の電源ラインに不具合が発生しても問題なく動作し続けます。また、空冷経路の再設計によりファン騒音が低減し、先代モデルから静音性が大きく向上しました。
3. ディスプレイ搭載による視認性向上とゲイン等の本体操作に対応
文字による情報は短時間で状況を把握するのに役立ちます。『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』では新たにディスプレイを搭載することにより、先代モデルで色(LED)でしか確認できなかったDante設定の情報を文字やアイコンで確認することができるようになりました。またDante設定の情報に加え、メーターやゲイン、HPF、ファンタムなどの確認が行えます。さらに、ゲイン、HPF、ファンタムなどのパラメーターについては『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』本体から操作することもロックすることも可能です。もちろんソフトウェア「R Remote」からの操作にも対応しています。
【ヤマハ株式会社 音響事業統括部 PA事業推進部長 津川能行のコメント】
音質と信頼性と機能、そのいずれもが大きく進化した『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』は「RIVAGE PM7」だけでなく、「RIVAGE PM10」「CLシリーズ」「QLシリーズ」「TFシリーズ」ともご使用いただくことが可能です。ミキシングコンソールとI/Oラックは用途や規模に応じて、それぞれを選択いただくことで、より柔軟で費用対効果にも優れたシステムを構築できます。
*本ニュースリリースに掲載の商品名・社名等は、各社の商標または登録商標です。