RIVAGE PMシリーズ V2.5をリリース 劇場用途における利便性が更に向上
発売以来、継続的なアップデートにより進化を続けるデジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」がV2.5へとバージョンアップします。
今回のV2.5では、新たに「Theatre Mode(シアターモード)」を搭載し、演劇やミュージカルなど、劇場用途における利便性が更に向上します。「Theatre Mode」では、場面展開や衣装変更に対応できるよう、各インプットチャンネルに異なるEQ・ダイナミクス設定が可能な4つのバンクを備え、シーンとは別にそれらの設定を出演者ごとに管理することができます。これにより、ダブルキャストをはじめとして、1つの役柄に複数の出演者がキャスティングされている場合や急な代役対応が必要になった場合でも、各公演日の出演者編成に応じて柔軟に対応できるようになります。
また、Audinate社の「Dante Domain Manager」に新たに対応し、RIVAGE PMシリーズを中核とするDanteインフラの音響システムがさらに安全かつスケーラブルに構築できるようになります。
ヤマハ株式会社 音響事業統括部 PA事業推進部長 津川能行のコメント
今日の演劇やミュージカルなどの長期公演では、演目の展開に応じた複雑なシーン運用に加え、ダブルキャストをはじめとした複数キャストへの対応が不可欠なものとなっています。今回のV2.5で新たに搭載する「Theatre Mode」をご使用いただくことで、そうした演目においても、各出演者の声に最適な設定を行うことが可能となり、全公演日程において安定した音声拡声とより繊細な音声表現の追求が可能となります。また、「Dante Domain Manager」へ対応することで、お客様のシステムのセキュリティ、拡張性、管理性の向上が期待できます。