【導入事例】(株)結音 様 / SRカンパニー / 大阪市阿倍野区
Japan/Osaka, Dec 2018
社名の由来は「人と音を結んで、人生を豊かにする」。その思いの通り、コンサートや芝居・バレエ・ダンスのPAからレコーディング、音楽制作、施設管理、TV音声まで、ジャンルを問わず音に関わる様々なフィールドで活躍する株式会社結音様。同社にこのたびNEXOの「GEOM10」ラインアレイシステムが導入され、その経緯について代表取締役の藤森様を中心にお話を伺いました。
導入検討のきっかけは何だったのでしょうか?
設立当初からインプット系と卓周りの機材、ヤマハさんだとQL、LS9、01Vシリーズ等を所有していたのですが、アウト系の機材については必要な時にレンタルすれば良い、という考えだったんです。でもやはり、自社でも所有していないとある意味文句も言えないし、クライアントさんからの要望にも応え切れない。そう思ってメインスピーカーの導入検討をはじめました。
そんな中、どのような点が最終的にGEOM10をご選定いただいた決め手となったのでしょうか?
やはり今から導入するならラインアレイをと考え、3、4社に候補を絞って検討を進めていたんです。その中でも、予算やサウンドクオリティ、可搬性などで最もバランスがよかったのがNEXOのGEOM10システムでした。サウンドフェスタの試聴会で初めて音を聴いたのですが、まず「守備範囲が広い」と感じましたね。弊社の仕事は多岐に渡るため、汎用性の高さは大事なポイントだったのですが、小さな音から大きな音まで音源のイメージが変わらなかったのが好印象でした。他にも、取り回しの観点から他社のLF6.5インチダブルのシステムもチェックしたんですが、オケが「どーん」と鳴らなかったんですね。その点NEXOのGEOM10は、誤解を恐れずに言えばサイズを超えた「ゲスいLOW」 が出るのが凄くよかった(笑)
やはりフルレンジモジュールのLFに10インチを搭載している強みだと思います。実際に運用してみるとサブウーファーもとてもパワフルで、ステージへの低域の回り込みが少なくフェーダーも突きやすいと感じました。現場によっては18インチのLS18を加えなくても、15インチのMSUB15のみで十分迫力のあるサウンドが出せていると思います。あ、あとヤマハさんの直接のサポートが受けられるという点も導入理由の一つですね。フットワークの軽さはもちろん、初めてのラインアレイ導入なので、技術的なことを気軽に根掘り葉掘り聞けるのもとてもありがたいです。
写真のGEOM10 x10台、MSUB15 x4台の他、汎用18インチサブウーファーのLS18も2台所有。
その他にも選定にまつわるエピソートなどございましたらぜひお教えください。
先ほど決め手の一つに「可搬性」を挙げましたが、弊社のキーワードは「ハイエース」「女子」なんです!弊社スタッフは皆女性のため、「ハイエースに積める」「女性でも楽にスタッキング(設置)できる」ことがとても重要でした。
ちなみにサウンドフェスタでの試聴の後、弊社が音響管理を担当している会館にて個別にデモを行っていただきましたが、その時にヤマハミュージックジャパンさんがハイエースに全ての機材(GEOM10/MSUB15/LS18=10/4/2)を積んでこられたので、一つ目のポイントはその場ですぐに実証されましたね(笑)
また、10インチクラスとは思えない様なコンパクトさも魅力で、実際に一緒に仕込んでみて2つ目のポイントも十分にクリアできていると感じました。
上記のスピーカー全てを3台のNXAMP4x2MK2でドライブ。
最後に、今後の展望をお聞かせください。
現状の数量は小規模のライブや芝居のPAでは丁度良いのですが、1,000人規模のロックは正直厳しいので、今後は横の繋がりも活かしつつより大き目の現場を増やして行きたいと考えております。その点でご近所のsabasound さんが導入されたのは嬉しいニュースでした。NEXOさんには今後12インチのポイントソースなど、更なるラインナップの充実も期待してます!
インタビュー中も笑顔の耐えない結音の皆さま。左から馬場様、水落様、代表取締役の藤森様。
データ
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Nexo Japanオフィシャルサイト