よりフレキシブルな運用とすばやい操作/設定が可能となるRIVAGE PMシリーズ ファームウェアV3.0をリリース
発売以来、継続的なアップデートにより進化を続けるデジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」がV3.0へとバージョンアップします。このV3.0では、画期的な新機能だけでなく、世界中のユーザーから寄せられたご要望に応え、細かい操作性や視認性を改善し、これまで以上の快適なオペレーション環境を提供します。
新プラグインとして、ダイナミックノイズサプレッサー「DaNSe」を追加しました。自動的にノイズの周波数特性を解析し、抑制することでスピーチやミュージカルなどでの音声明瞭度を高めることができます。また、ルーティングの自由度も大きく向上しました。新たに追加した「MixToInput」を使えば、MIX/MATRIXバスからインプットチャンネルに信号を戻してのステムミックスを用いた多層的なミキシングなどが可能となります。さらに「Sub In」を用いたカスケード接続も可能となり、より大規模な入力数を必要とするイベントにも対応できます。このほか、チャンネルコピーのパラメーター粒度改善、ポートネーム機能、RTAのレベルオフセットによる表示改善など、使い勝手を向上させる多くの改善を行っております。
また、対応アプリケーションのRIVAGE PM Editorではマルチウィンドウに新たに対応し、RIVAGE PM StageMixではインプットパッチやDCA/MUTEグループ、インサートエフェクトが操作可能になる他、入出力メーターの全画面表示が可能になるなど、エンジニアの作業を加速させるツールとして進化しました。
ヤマハ株式会社 音響事業統括部 PA事業推進部長 津川能行のコメント
RIVAGE PMシリーズ発売以降、その圧倒的な音質と機能、操作性に高い評価をいただき、世界中の大型コンサートツアーやミュージカルシアター、ホールへの導入が急速に進んでいます。RIVAGE PM V3.0はそうした現場からの高いレベルの要求に真摯に向き合い開発されたもので、数多くの新機能を備え、より多彩な現場への柔軟な対応を可能にするものです。サウンドエンジニアの作業効率をさらに高め、より多くの入出力と複雑なオペレーションが求められる公演においても、エンジニアを強力にサポートします。