薄型シーリングスピーカーヤマハ「VXC2F」が、Integrated Systems Europe2020の設備部門で「Best of Show」を受賞

2020年2月にオランダのアムステルダムで開催された、Integrated Systems Europe2020(ISE)で、ヤマハのシーリングスピーカー「VXC2F」が設備部門の「Best of Show」を受賞しました。

ヤマハの商業空間向けサウンドシステムは、マトリクスプロセッサー「MTX/MRXシリーズ」、マルチチャンネルパワーアンプ「XMVシリーズ」に加え、シーリングスピーカー「VXCシリーズ」、サーフェスマウントスピーカー「VXSシリーズ」、ラインアレイスピーカー「VXLシリーズ」など、ラインナップを拡張し、世界中の小売店、飲食店、オフィス、教育機関などで利用されています。

この度「Best of Show」を受賞した、シーリングスピーカー「VXCシリーズ」の新モデル「VXC2F」は、内装デザインだけでなく、音質も重要視されるプロジェクト向けに設計されており、天井裏のスペースが限られている場合にも設置可能で、優れた音楽再生を実現します。

「VXC2F」のエンクロージャーはバスレフ方式で、2.5インチのフルレンジドライバーを駆動します。バックカンがわずか76mmというコンパクトな設計にもかかわらず、67Hz~20kHzの再生周波数範囲と160°の広いカバーエリアを提供します。小売店舗やクルーズ船等、天井裏のスペースが限られているものの、高品質な音楽再生が要求される商業施設に最適です。「VXC2F」はヤマハの「VXC/VXSシリーズ」と同様に、ハイインピーダンス接続・ローインピーダンス接続の両方に対応し、カラーバリエーションは白黒の2色で、それぞれ内装に合わせて塗装が可能です。スピーカーグリルは、装着が簡単なマグネットキャッチグリル方式で落下防止ワイヤーが装着されています。脚立の上でも安全に作業ができるキャリングバンドや、素早い設置が可能なクランプを装備し、施工者のより安全で素早い取り付けに寄与します。オプションのペンダントマウントキット「PK-C4B/PK-C4W」を使用すれば、スケルトン天井にも設置可能です。

Yamaha Music Europe GmbH Pro Audio&AVグループ シニアディレクターNils-Peter Kellerのコメント:

「VXC2F」はコンパクトなデザインと豊かな音楽再生を両立している点が評価されました。従来のシーリングタイプのスピーカーは特に音声アナウンスメントに適していると考えられてきましたが、「VXC2F」がISE Best of Show賞を受賞できたことで、シーリングスピーカーの可能性を広げることができたと考えています。