カスタムコントロールパネルソフトウェア「ProVisionaireシリーズ」V3.8発表

2020年11月9日、カスタムコントロールパネルソフトウェア「ProVisionaireシリーズ」の最新バージョンV3.8を発表しました。コントロール可能な製品をさらに拡充し、遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」への対応や、株式会社アイ・ディ・ケイ製ビデオスイッチャーの対応品番の追加を行います。※ダウンロードの公開は近日を予定しております。

「ProVisionaireシリーズ」は、カスタマイズ可能なコントロールパネルを作成できる、リモートコントロール用のソフトウェアです。ヤマハPA製品やNEXO製品など多くの機器に対応しているため、会議室や宴会場、レストランや商業施設など、様々な設備のコントローラーとして利用できます。

ProVisionaireシリーズ V3.8では、9月に発表した遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」のリモートコントロールに対応します。「ADECIA」は、シーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」、遠隔会議用プロセッサー「RM-CR」をシステムの中心とし、Dante/PoE対応パワードスピーカー「VXLシリーズPモデル」、PoE対応L2スイッチ「SWRシリーズ」を組み合わせることで、遠隔会議室に最適な音響設備環境をワンストップで提供するソリューションです。ProVisionaireシリーズは本アップデートにより「ADECIA」を構成する「RM-CG」「RM-CR」のリモート制御に対応し、遠隔会議室用のシステムコントローラーとして音声のミュートなどを遠隔操作できるようになります。

また、今回のアップデートではPro AV機器メーカーである株式会社アイ・ディ・ケイのビデオスイッチャー「MSD-402」、「MSD-701UHD」の制御に対応します。制御可能なパラメーターも増加し、ピクチャーインピクチャ機能や電源制御機能のリモートコントロールにも新たに対応します。これによりProVisionaireシリーズは、音響だけでなく映像のコントローラーとしての機能性が高まり、会議室や宴会場、多目的ホールといった設備における利便性がさらに向上します。

ヤマハ株式会社 プロオーディオマーケティング&セールス部 田中需のコメント

特に商業設備では専門家ではない担当者が機器の操作をすることがあります。本来簡単でないこの操作の負担を軽減するために、ProVisionaireシリーズを開発しました。

V3.8のアップデートでは、RMシリーズ、IDK社のビデオスイッチャーであるMSDシリーズに新たに対応します。対応機器の拡充により、音響や映像を組み合わせた、さらに幅の広いアプリケーションやお客様へ快適な操作環境を提供します。

株式会社アイ・ディ・ケイについて:

株式会社アイ・ディ・ケイは、神奈川県に本社を置き、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを含む国内外で販売、サービスを行っています。顧客志向のPro AV機器メーカーとして、国内の自社施設で最先端のPro AV製品を設計、開発、製造を行っています。

マルチスイッチャー、ビデオコンバーター、マトリックススイッチャー、およびAV overIPシステムを取り扱い、株式会社アイ・ディ・ケイのPro-AVソリューションは、企業、教育、エンターテインメント、ヘルスケア、小売、監視システム向けに世界中で使用されています。

Yamaha ProVisionaire Control

ProVisionaire Control

「ProVisionaire Control」は、MTX/MRXシリーズによるシステムのコントロールパネルを自由に設計し、遠隔制御できるソフトウェアです。Windows PCまたはタブレットの画面上でコントローラーを設計し、Windowsタブレットに流し込みコントローラーとして使用します。配置できる操作子の種類や対応する音響機器が多く、「ProVisionaire Touch」よりもさらに進んだカスタマイズが可能です。

Yamaha ProVisionaire Touch

ProVisionaire Touch

ProVisionaire TouchはMTX/MRXシリーズによるシステムをiPadからリモートコントロールすることができるソフトウェアです。操作画面のインターフェイスを直感的にデザインすることができます。デザインには特別なプログラミング技術は必要ありません。音量操作をするフェーダーや切り替えスイッチ、写真などのウィジェットをタブレットのデザイン画面上に配置するだけで、使用シーンやユーザーに合わせたコントロールパネルをカスタマイズすることができます。