【導入事例】さかい珈琲 様 / カフェレストラン / 岐阜 他

Japan/Gifu Sep.2020

岐阜の本店をはじめ、中部地方を中心に現在21店舗を展開する「さかい珈琲」。独自にブレンドしたこだわりの珈琲と一枚一枚ていねいに焼き上げるふわふわパンケーキなどの美味しい料理で大人気を博しています。

今回、店舗内のBGM再生用音響機器として、本店(岐阜県)、安城店(愛知県)、町田多摩境店(東京都)、宇都宮ゆいの杜店(栃木県)にヤマハ商業空間用スピーカー「VXS1MLW」「VXS3SW」「VXC4W」「VXC2FW」、パワーアンプリファイアー「MA2030a」が導入されました。その経緯や使い勝手などについて、「さかい珈琲」を展開する株式会社J・ART 代表取締役 坂井哲史氏と、 開発本部 店舗支援部 課長 小林久生氏にお話を伺いました。

株式会社J・ART代表取締役 坂井哲史氏(写真右)
開発本部 店舗支援部 課長 小林久生氏(写真左)

美味しい料理にこだわった寛ぎの場

はじめに「さかい珈琲」のお店の特長やこだわっている点についてご紹介ください。

坂井氏:
私たちは喫茶店として「美味しいコーヒー」と「寛ぎの場」を提供するのはもちろんですが、それに加えて料理にもこだわっているのがさかい珈琲の特長で、「喫茶店でこんな料理が出るのか!」とお客様が驚かれるようなクオリティの食事を提供しています。たとえば「さかい珈琲」の看板料理であるパンケーキなども、注文を受けてから厨房で一枚ずつ丁寧に手作りしてお出ししています。

フードメニューは店内でていねいに調理される
看板料理のパンケーキはふわふわの食感でまさに絶品

店内の雰囲気がシックでとても落ち着きます。

坂井氏:
コーヒーや料理だけでなく、居場所としても「寛げる場所」を提供したいと思っています。女性のお客様などは、朝来店されてコーヒーを飲みながらおしゃべりをし、そのままランチまで召し上がっていかれることもあるほどで、かなり滞店時間は長いほうだと思います。
店内のデザインに関しては、「さかい珈琲」はチェーン展開ではありますが、画一的な店舗デザインではなく、立地やお客さまの層に応じて店舗ごとに個性を持たせています。私は若い頃から音楽が趣味なので、店舗の機材や流す音楽についても、クオリティにこだわっています。

株式会社J・ART代表取締役 坂井哲史氏
さかい珈琲 町田多摩境店の店内の様子

スピーカーは設置しやすく、店舗の雰囲気に自然になじむデザイン

2019年11月に町田多摩境店の店舗用BGMスピーカーシステムとして「VXS1MLW」、「VXS3SW」、「MA2030a」を導入されたのを皮切りに、本店、安城店、宇都宮ゆいの杜店にもヤマハのスピーカーシステムを導入されています。どういったきっかけでヤマハの機材を選ばれたのでしょうか。

坂井氏:
「CAFE & RESTAURANT JAPAN」というカフェ・レストラン専門展に出展したんですが、当社のブースのすぐ斜め向かいにヤマハさんのブースがあったんです。ちょうどその時、店舗の音響設備の入れ替えを検討していたので、ブースをのぞいてみたのがきっかけでした。私は若い頃からオーディオが好きで、今もヤマハのオーディオ機器を使っているほどですが、その時までヤマハが商業空間用の音響機器を作っていることを知りませんでした。ヤマハの音は私も好きですし、昔から馴染みのある国産メーカーという安心感もあって、音を聴かせてもらって導入を決めました。

サーフェスマウントスピーカー「VXS1MLW」、サブウーファー「VXS3SW」、パワーアンプリファイアー「MA2030a」の具体的な選定理由を教えてください。

小林氏:
まず上品でシンプルな店内の内装に調和するデザイン、そして音色の良さ、さらに設置がしやすくコストパフォーマンスが非常にいい点です。現在「さかい珈琲」は21店舗ほど展開していて、近い将来30店舗まで増える予定ですが、それらのお店でもヤマハの音響システムを導入したいと考えています。それらの店舗は店ごとにこだわりを持った内装になりますが、ヤマハの機器は「さかい珈琲」のデザインになじむ上品なデザインだと思います。

株式会社J・ART 開発本部 店舗支援部 課長 小林久生氏
内装にフィットしたコンパクトなサーフェスマウントスピーカー「VXS1MLW」はシーリングマウントアダプター「CMA1MW」を使用して天井に埋め込まれている
迫力ある中低音を再生するサブウーファー「VXS3SW」もシーリングマウントアダプター「CMA3SW」で埋め込まれている

すでに4つの店舗でヤマハの音響システムを実際に導入していただきましたが、お客様やお店の方の評判はいかがでしょうか。

小林氏:
音響システムを入れ替えた本店や安城店のスタッフは「いい音になりましたね」と喜んでいました。またお客さまからも「BGMの音がよくなった」という声をいただいています。

坂井氏:
私も実際に店で聴いてみて、音質がずいぶん良くなったと感じました。音は目には見えませんが、店全体の雰囲気の中で、大きな役割を果たしていると思います。

さかい珈琲 安城店

小林氏:
オペレーションに関しても「扱いやすい」という声が店舗のスタッフから出ています。スタッフは日常業務の中で操作しますので、忙しい時などはボリュームや曲の切り換えなどの時、ついガチャガチャと雑に扱ってしまうことがあります。以前はそれで機械が故障したこともありましたが、ヤマハの「MA2030a」はシンプルで扱いやすいので安心して使えます。

店内ではどんな音楽を流しているのですか。

小林氏:
ブランド力アップの一環として、選曲のプロにお願いしており、時間帯、客層に合わせモーニング、ランチ、ディナーの時間帯に分けてUSENとタイアップし選曲した曲を流しています。夜はやっぱりジャズ系が多いですね。

トイレ内に設置されたシーリングスピーカー「VXC4W」(安城店)

メニュー、接客、そして音楽。より居心地のよい喫茶店を目指します

音響機器をヤマハにして良かった、という点はありますか。

小林氏:
今回、ヤマハさんにお願いしてみて素晴らしいと思ったのは提案力の高さです。音のクオリティなどの面だけでなく、予算などのシビアな面での要望にもレスポンス良く対応していただき的確な提案をいただいたので、すぐに社内で検討できたのが現場サイドとしては助かりました。

さかい珈琲 本店

坂井氏:
ヤマハさんは国産で、しかも同じ中部地域の企業ということで、いっしょに歩んでいけるだろうなと感じました。私自身、オーディオもピアノもヤマハを使っていますから、ブランドとして高く評価しています。展示会のブースが近所だったというご縁があって、ヤマハの商業空間用のスピーカーに巡り会えて良かったと思います。

最後に「さかい珈琲」の今後の目標を教えてください。

坂井氏:
これから力を入れて行きたいのは、「さかい珈琲」のブランド力のさらなる強化ですね。私はいつも喫茶店としてブランド力をいかに上げるかを常に考えていて、メニュー、接客、そして居心地の良さの向上を追求しています。
たとえばコーヒーを飲むだけだったら、正直言いましてご家庭でも済む話です。でも、お客様がわざわざ店舗に足を運んでくださるのは、場所を変えて気分転換をされたい、ゆったりとした時間を過ごされたいからです。その雰囲気づくりにおいて、コーヒーや食事と並んで音楽はとても大事な要素だと思っています。今後は、もっと居心地のいい喫茶店を目指し、さかい珈琲のブランド力を高めていきたいと思っています。

本日はご多忙中、ありがとうございました。

さかい珈琲安城店外観。外庭には立派なさざれ石が飾られている

さかい珈琲
http://www.sakaicoffee.jp/

ヤマハ商品導入店舗(2020年8月現在)

  • さかい珈琲 本店(岐阜県岐阜市)
  • さかい珈琲 安城店(愛知県安城市)
  • さかい珈琲 町田多摩境店(東京都町田市)
  • さかい珈琲 宇都宮ゆいの杜店(栃木県宇都宮市)

導入機材

  • VXS1MLW、VXS3SW、VXC4W、VXC2FW、MA2030a
製品情報
サーフェスマウントスピーカー VXS1MLW
サブウーファー VXS3SW
シーリングスピーカー VXC4WVXC2FW
パワーアンプリファイアー MA2030a