音響機器の消毒方法
音響機器の消毒方法
ヤマハプロオーディオ製品における消毒の要領についてご紹介します。
製品各部の材料・表面処理と消毒剤の相性によっては、本内容以外の消毒方法では、外観への影響が発生する可能性があります。
なお、通常のクリーニングとは異なる消毒という内容のご説明にあたり、取扱説明書等の記載とは一部異なることがあります。また本記事内容は、製品の完全消毒を保証するものではありません。
消毒液について
ミキシングコンソールやプロセッサー、それらのコントロールパネルといった音響機器に対しては「界面活性剤入り中性洗剤(濃度条件あり)」を使用したお手入れ方法を推奨します。
「次亜塩素酸ナトリウム」「エタノール」を使用した消毒は、機器本体の変色・劣化影響などの可能性があります。
なお、スピーカーコーンにつきましては、洗浄・消毒により、変色・劣化影響がありえます。
有効な成分について
経済産業省からはアルキルアミンオキシドは0.05%、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは0.2%の溶液使用での消毒が有効とされています。弊社は、界面活性剤(アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル混合)の最大濃度0.32%溶液まで製品影響の確認をしております。濃度については、各国の推奨濃度の溶液をお使いください。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が、「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト」を随時公開しています。参考情報としてご案内いたします。
・新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト(独立行政法人 製品評価技術基盤機構NITEウェブサイトより)
コントロール部のお手入れ方法
(パネル面やボタン面)
「界面活性剤入り中性洗剤(※1)」を使用したお手入れが可能です。
(※1)中性洗剤で消毒可能な製品については、界面活性剤アルキルグリコシド最大濃度0.1%溶液まで製品影響の確認をしております。
なお、経済産業省からは0.1%溶液使用での消毒が有効とされています。濃度については、各国の推奨濃度の溶液をお使いください。
- 1. 溶液をしみこませて固くしぼった柔らかい布で拭きます。
- 2. 水をしみこませて固くしぼった柔らかい布で水拭きします。
- 3. 乾いた布でカラ拭きします。
※布は柔らかいものを使用し、こすり過ぎによるキズにも注意してください。
水分が製品内部に滴り落ちないように注意してください。
また、溶液や水分が残らないよう拭き上げてください。