原音を忠実に再現するコンパクトなリファレンスモニター「MSP3A」を発表。

ヤマハ株式会社は、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、小規模なプライベートスタジオに最適なコンパクトサイズのパワードモニタースピーカー 『MSP3A』を2021年2月に発売します。

今回発売する『MSP3A』は、リファレンスモニターとして好評を得ている「MSPシリーズ」のコンパクトサイズのパワードモニタースピーカーです。前モデル「MSP3」から大幅に軽量化(4.4kg→3.6kg)し、小規模なプライベートスタジオやポストプロダクションだけでなく、電子楽器のモニターやサラウンドシステム用としても適しています。また、バスレフポートには、ポート両端で発生するノイズを大幅に抑制する独自技術「ツイステッドフレアポート」を採用し、よりクリアで忠実な低域再生を実現しました。入力端子は、RCAピン端子に加えて+4dB出力をダイレクトに接続できるXLR端子/TRSフォーン端子(コンボ端子)を搭載しています。その他、別売りのブラケットやマイクスタンドアダプターと組み合わせることで、天吊りや壁面設置、マイクスタンドへの設置が可能です。

軽量化した筐体に22Wのパワーアンプを内蔵し、高品位なリファレンスサウンドを追求

『MSP3A』は、10cmウーファーと2.2cmツイーターを搭載した2ウェイ・バスレフ方式を採用し、スピーカーの特性に最適化された22Wのパワーアンプを内蔵しました。また、前モデル「MSP3」と同サイズのキャビネットながら大幅な軽量化(4.4kg→3.6kg)を実現し、可搬性がより高くなり、設置場所の変更にも容易に対応できるようになりました。音質面では、コンパクトながら「MSPシリーズ」の高品位なリファレンスサウンドを忠実に継承し、小規模なプライベートスタジオやポストプロダクションでの使用はもちろん、電子楽器のモニターやサラウンドシステム用としても最適です。

プロ用音響機器やミキサーの+4dB出力をダイレクトに接続できるXLR/TRSフォーン端子に加え、電子楽器や民生用音響機器の接続に便利なRCA端子を搭載しています。また、トーンコントロール機能も装備しており、設置場所や部屋鳴りなどのモニター環境に合わせて音質を調整することができます。

本体底面にM5ネジ穴(60mmピッチ)を備えており、別売りのブラケットと組み合わせることで、天井に吊ったり壁面に設置することが可能です。※M5ネジは別売りになります。

また、別売りのマイクスタンドアダプター「BMS-10A」を使えば、一般的なマイクスタンドに設置することもできます。

独自の「ツイステッドフレアポート」を採用し、クリアで忠実な低域再生を実現

独自の「ツイステッドフレアポート」を採用し、クリアで忠実な低域再生を実現

ポート両端で発生するノイズを大幅に抑制する独自技術「ツイステッドフレアポート」を新たに採用しました。ポートの入口から出口に向かってその広がり方を変化させ、さらに「ひねり」を加えることでノイズの原因となっていたポート両端での気流の乱れを抑え、クリアで忠実な低域再生を実現します。気になる音の濁りやポート両端で発生するノイズを低減し、正確な音程・リズム感が重要となるリファレンススピーカーとして最適な低域再生を体感いただけます。

左側は従来のバスレフポートで気流の乱れが発生します。 右側は独自開発のツイステッドフレアポートで気流の乱れを抑え、空気の流れがスムーズになります。

Yamaha Powered Monitor Speaker MSP3A

MSP3A

22Wのパワーアンプとツイステッドフレアポートによるクリアな低域を実現した原音に忠実なリファレンスモニター。多様な入力端子と操作子を備え、小規模なプライベートスタジオやポストプロダクション、電子楽器のモニタリングなどさまざまなシーンに対応。