【導入事例】一般社団法人 日本取締役協会 / 東京

Japan/Tokyo Sep.2021

2001年に設立された一般社団法人 日本取締役協会は、経営者、社外取締役、機関投資家などが日本企業の成長を目的に集まる日本で唯一の団体です。

このたび日本取締役協会において、ヤマハの遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」が導入されました。その導入の理由や使い勝手などについて、一般社団法人 日本取締役協会 執務室長 松本 茂 氏、映像・音響システム設計、施工を担当した株式会社光和 営業本部 武山 健太郎 氏にお話をうかがいました。


コロナ禍対応、地方会員との
コミュニケーションを目的に「ADECIA」を導入

最初に日本取締役協会について簡単にご紹介いただけますでしょうか。

松本氏:
日本取締役協会は2001年11月に上場企業の経営者を中心に発足しました。設立時より日本企業のさらなる成長のためにコーポレートガバナンスの普及・啓蒙を目的として活動してまいりました。現在は経営者が約200名、さらにコーポレートガバナンスを担う社外取締役、専門家、研究者、弁護士、会計士などを含めて約400〜500名の会員を擁しています。日本企業が世界に負けないようにするにはどうしたらいいかという論点で論議し、それを実際に行動に移すのが当協会の特長です。

一般社団法人 日本取締役協会 執務室長 松本 茂 氏

このたび遠隔会議システム「ADECIA」を導入いただいたきっかけを教えてください。

松本氏:
理由は3つあります。まず1つはコロナ禍です。密を避けるために一カ所に集まることが難しくなり、われわれ職員も出社できないという想定外の状況下で急速にWeb会議の活用が広がりました。
もうひとつは、コロナ禍以前から抱えていた問題です。当協会は東京・浜松町にありますが、組織が大きくなり活動が活発になるにしたがって、会員が全国に拡大していきました。そうなると地方の会員はどうするのか、という問題です。関東圏以外の会員が、わざわざ東京に来るのは距離や時間の負担が非常に大きいわけです。それに対して我々も、地方に出張してセミナーや勉強会などを開催していましたが、その限界も感じていました。Web会議はこの問題に対するソリューションでもあります。
そして最後は、もともと当協会があった世界貿易センタービルが取り壊しになるということで、オフィスを移転する予定がありました。それを機にWebを活用した遠隔会議ができる会議室を作ろうということで、光和さんと相談しながら機種選定を行い、ヤマハの「ADECIA」を導入するに至りました。

シグナルプロセッサー「MRX7-D」を核とした「ADECIA」を導入し、遠隔会議、室内マイクの拡声、PC音声の拡声などに対応

遠隔会議システムの映像、音響システムの設計と施工を担当した株式会社光和の武山さんにお話をうかがいます。実際のシステム設計にあたって、どんな点を重視されたのですか。

武山氏:
移転前のオフィスを拝見し、現状に対するご不満や今後やりたいことをヒアリングした上で提案を行いました。音響については「Web会議を円滑に行いたい」という要望がありました。できれば机の上に何もない方がいいということでした。「RM-CG」は天井設置なので見た目がすっきりしますし、話者を自動的に追跡するマルチビームトラッキングの機能などが、今回の案件にぴったりだろうと考えました。会議室の広さも「RM-CG」2基でちょうどカバーできる広さでした。そこで実機をヤマハミュージックジャパンのオフィスで確認した上で、「ADECIA」をご提案しました。

株式会社光和 営業本部 武山 健太郎 氏
「ADECIA」が設置されたボードルーム
天井の手前と奥に設置された2台のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」

今回のシステムでシグナルプロセッサー「MRX7-D」を採用したのはどうしてですか。

武山氏:
ご要望として遠隔会議システムだけでなく、通常の会議やセミナーでのハンドマイクの拡声、さらにプレゼンテーションなどで使うパソコンの音声やブルーレイの音声など様々な入力ソースの拡声も行いたいということでしたので、それらの用途に対応するため、柔軟なシステム構成が可能なシグナルプロセッサー「MRX7-D」を導入しました。特にWeb会議でハンドマイクでの拡声を行う場合、どうしてもエコーやハウリングが起きてしまいますので「MRX7-D」に内蔵されているエコーキャンセラーやフィードバックサプレッサーの機能を使うことで、ストレスのない快適な環境を実現しています。

シンプルにまとめられた音響ラック
シグナルプロセッサー「MRX7-D」(上から2段め)とPoE対応L2スイッチ「SWR2100P-10G」(再下段)

スピーカーにシーリングスピーカー「VXC3FW」を採用したのはどうしてですか。

武山氏:
まずは景観です。できるだけ音響機器を意識させないようにスピーカーに関しても天井に設置するシーリングスピーカーを選びました。またシーリングスピーカーは設置場所を工夫することで室内に均一な再生が行えます。シーリングマイクとシーリングスピーカーによって、この会議室では上座下座にかかわらずどこに座っても同じような集音・再生環境で会議に参加できます。

天井に設置されているシーリングスピーカー「VXC3FW」

「ADECIA」の施工性についてはいかがでしたか。

武山氏:
シーリングスピーカー「VXC3FW」については、他社製のものに比べて奥行きが非常に短いので施工面では助かりました。天井の中には空調のダクトなどいろんな設備があるので、音響的に設置したい場所に取りつけられないケースが非常に多いのですが、今回は最適な場所に施工できました。またマイクの調整に関しても、「ADECIA」に内蔵の設定がよくできていてデフォルトで良い環境が作れるので、そこからの設定・調整は短時間で済みました。

「ADECIA」はマイクを意識せずに会話でき、音声が明瞭

実際に「ADECIA」を使ってみていかがでしょうか。

松本氏:
まず遠隔会議の準備が楽になりました。以前はいろいろ機材を持って来て、机の下にもぐって線をつなげたりと、大変な騒ぎで電気工事みたいな感じで準備をしました。特に最初の頃はすぐに音声が通じなくて、あたふたしているのが相手に見えてしまうこともありました。今はスイッチを入れるだけでOK。それだけですぐに使えますから、とても便利です。また音声も非常にクリアです。以前はマイクの近くに行かないと声が拾えませんでした。ですから机の真ん中にマイクを置くと、部屋の端の人の声はなかなか伝わらなかったんです。でも「ADECIA」では机の一番端にいる人の声も、直に聞いているように伝わるので非常に評判がいいです。

マイクを意識せずに、普通に会議室にいるように話せるということですか。

松本氏:
はい。机の上のマイクに向かって大きな声を出さなくてもいいですし、先方の声も真上のスピーカーからとてもクリアに聴こえるので、とても自然で、マイクやスピーカーの存在を認識していない方も多いかもしれません。

マイクやスピーカーはすべて天井に設置されているため、音響機器の存在を感じさせない

経営者の方々はご多忙でしょうから、「ADECIA」の導入で会議のリモート参加ができるようになって喜ばれているのではないでしょうか。

松本氏:
そうなんですよ。この会議室は席数として20人しか入れないんです。壁際に椅子を置いて座っても50人が限度。ところが「ADECIA」でリモート参加が可能になったら、会議室の20名に加えてリモート参加者が100名以上、ということが起きるようになりました。
また当協会はトレーニング事業も行っています。新しく役員になる方、社外取締役に就任する方に向けたトレーニングプログラムです。これも以前は会議室で実施していましたが、「ADECIA」を導入してからはリモート参加も受け付けるようになったところ、参加者が1.5倍から2倍に増えたんです。そんなメリットも生まれています。
コロナ禍がきっかけとなって導入した遠隔会議システムですが、ポストコロナ時代になっても積極的に活用し、より多くの方に向けてコーポレートガバンスの重要性の普及・啓蒙を行っていこうと思っています。

本日はご多忙の中、ありがとうございました。

一般社団法人 日本取締役協会
https://www.jacd.jp

株式会社光和
https://www.kowanet.co.jp

製品情報

遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション ADECIA
シグナルプロセッサー MRX7-D
スピーカーシステム VXCシリーズFモデル

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