【導入事例】構 康憲 様 / コンサート / 東京
Japan/Tokyo Feb.2021
2台の「STAGEPAS 1K」を使用し、小ホールでのライブイベントを開催
都内を中心としたライブ活動の他、CM楽曲制作をはじめイベント・企業テーマ曲、NHK「みんなのうた」等を幅広く手掛け、アイドル、アーティストへの楽曲提供といったコンポーザーとしても活躍しているシンガーソングライターの構 康憲氏。ご自身の音楽活動と並行して音楽教室でのレッスンにも携わっています。2020年12月には生徒さんの発表会とご自身のミニコンサートを兼ね東京都墨田区の本所地域プラザ「BIGSHIP」多目的ホール(収容人数120人)で開催。
そのコンサートのPA機器としてヤマハポータブルPAシステム「STAGEPAS 1K」が採用されました。採用の理由や使用してみての感想を構 康憲氏、そしてコンサートの音響を担当した宮地音響企画の横山 一浩氏にお話しをうかがいました。
コンパクトな2台の「STAGEPAS 1K」のみで小ホールでのライブに対応
今回のイベントで「STAGEPAS 1K」を使われたきっかけを教えてください。
構氏:
もともと教室の告知を兼ねた路上イベントで使える手頃なPAシステムを探していたんです。それで「STAGEPAS 1K」を見つけて、実際に使用してのリハーサルもしていました。路上イベントは昨今のコロナ禍でキャンセルになりましたが、その時「STAGEPAS 1K」がとても良かったので、今回、このコンサートでぜひ使いたいと思いました。
初めて使った時、「STAGEPAS 1K」のどこがいいと思いましたか。
構氏:
路上での使用を想定していたので、スピーカーとミキサーが1つに収まっていて扱いやすくて持ち運びが楽そう、というのが第一印象でした。あとは音が想像よりもずっとクリアでいい音でした。当時のリハーサルの時はギターとボーカルを「STAGEPAS 1K」にさっと接続して、カホンは生音でしたが、特に何もしなくても音がクリアでバランスも良かったことが印象的で、本日のコンサートでの使用につながっています。
今回は小ホールでのコンサートで使っていただきましたが、いかがだったでしょうか。
構氏:
まずコンサートとしては考えられないぐらいセットアップが楽で簡単でした。2台のSTAGEPAS 1Kをステージに置いて電源ケーブルを挿しただけです。バータイプのラインアレイスピーカーはスペーサーで簡単に高さが変えられて良かったです。
今回は「STAGEPAS 1K」を2台使っていただきましたが、どんなセットアップですか。
構氏:
スペース的にやや広めだったので2台使ったんですが、セットアップとしてはステージの上手と下手、左右に1台ずつ置いています。モニタースピーカーを使わなかったので場所的には演奏者のやや後ろ側に置きました。ハウリングの心配はまったくありませんでしたし、ステージ上では全ての音がよく聞こえたのでとても演奏しやすかったです。また客席の音も録音を聴いたらバランスも良かったし、ボーカルも抜けが良く、アコースティックギター特有のきらびやかな高音もしっかり出ていて、クリアでいい音だと思いました。
今後も「STAGEPAS 1K」は活躍しそうでしょうか。
構氏:
今日はコンサートですので宮地音響企画の横山さんにPAのオペレーションをお願いしましたが、小規模なイベントでしたらアーティストが自分自身でも使いこなせるかなと思いました。それこそ路上ライブや、PA機器がない場所などでも、STAGEPAS 1Kさえ持っていけば気軽にライブができそうです。
専用アプリ「STAGEPAS Editor」でミキサーをワイヤレス操作可能
今回のコンサートでPAオペレーションを担当された宮地音響企画 横山 一浩氏にもお話しをうかがいました。
横山さんは今回初めて「STAGEPAS 1K」を使われたそうですが、実際の使用感はどうだったでしょうか。
横山氏:
最初にパッと音を聴いたとき、かなりクリアなサウンドだなと思いましたね。リハーサルでボーカルやアコースティックギターなどの音決めした時も「STAGEPAS 1K」の各チャンネルに搭載されている「1-Knob EQ」がかなり良く、ほとんどそのまま使える感じでした。EQカーブも追い込んであって完成度が高いので、どなたでも簡単にいい音が出せるようになっていると思います。
モニタースピーカーがないPAというのは、この規模では珍しいのではないでしょうか。
横山氏:
そうですね。最初はできるかな?と思いましたが、ヤマハのホームページに掲載されていたセッティングを参考にして組んでみたら、モニターなしでもPAとしてきちんと成立しましたね。構さんの立ち位置でもギターとボーカルがクリアーにモニター出来ていました。「STAGEPAS 1K」だけでこの規模のライブができたのにはちょっと驚きました。モニターを使う良さも当然ありますが、スピーカーやアンプなどの機材も増えますし、セットアップや調整にも時間や労力がかかりますから、モニターなしでシンプルにPAシステムが組めるメリットは大きいと思います。
本番ではiPadからBluetooth接続でミキサー部が操作できるアプリ「STAGEPAS Editor」でオペレーションをされていました。使い勝手はいかがでしたか。
横山氏:
まずリハーサル時に本体で8割方音決めをしておき、本番では客席で聴きながら微調整する、という使い方をしました。「STAGEPAS 1K」のアプリも初めて触りましたがとても使いやすかったです。今回は本体にある入力のみで完結しているため、本番でのオペレーションもアプリによるリモートコントロールで行いました。
「STAGEPAS 1K」は現場での設置や撤収の負荷も少ないですね。
横山氏:
はい。これならセットアップも撤収も一人で簡単に行えます。とにかくこの規模の音楽イベントをやったとは思えないほどコンパクトですね。いろんなイベントで使えるのではないでしょうか。
本日はありがとうございました。
製品情報
ポータブルPAシステム | STAGEPAS 1K |