【STAGEPAS 1K アンバサダー事例】龍津寺(りょうしんじ)/ 静岡県静岡市

Japan/Shizuoka May.2022

「STAGEPAS 1K」は、心を開いて人と繋がりあう、
分かち合いのツールとして最適です。

静岡県静岡市清水区、JR東海道線の興津駅から少しだけ山あいに入った小島(おじま)町に位置する、臨済宗妙心寺派の禅寺、龍津寺(りょうしんじ)。豊かな自然に囲まれた本堂では、座禅会、写経会、ヨガ、土曜子ども寺子屋、分福食堂など、人と人とのふれあいを大切にしたさまざまな定例行事を行っています。

そんな龍津寺で「STAGEPAS 1K」が活躍していると聞き、5月の連休の始まり、境内の茶畑で大人も子どももいっしょになってお茶摘みの収穫をする季節に、住職の勝野 秀敏 氏にお話をうかがいました。


龍津寺の「寺子屋」はどのくらい前から行われているのでしょうか。

勝野氏:
始めたのは14年前、地域の方々のお陰で本堂を改築した時に、地域の方が集える場所として活用する方法はないかと考えていたところ、地区の小学校から学力向上のために、子どもたちがお寺の本堂に寝泊まりして学校に通う「通学合宿」ができないかと相談がありました。私も学校評議員として小学校にかかわっていたので、ぜひやりましょうということで通学合宿が始まりました。
それ以来、コロナ禍による中断はありましたが、月に2、3回、隔週土曜日にこどもたちが集まって勉強する「寺子屋」という形で行っています。また龍津寺ではボランティアの方々と一緒に50年以上、無農薬の美味しいお茶「やぶきた茶」を育てています。今日は寺子屋の後、ボランティアの方々と子どもたちで茶摘み体験も行う予定です。

拈華山 龍津寺  住職 勝野 秀敏 氏

「分福食堂」の分福は、龍津寺のキーワードにされているとホームページで拝見しましたが、「分福」にはどんな意味が込められているのでしょうか。

勝野氏:
仏教の目的は「一人一人が幸せになるコト」、そして「その幸せを分かち合うコト」です。そこで私は檀家であるなしにかかわらず同じ地域に住む人たちと幸せをわかちあうことを「分福」という言葉に託し、私の一代のテーマとしています。実は「分福」という言葉は、もともとは私自身が大ファンで、大きな影響を受けている細野晴臣さんの書籍「分福茶釜」からいただいたものです。

勝野氏が大きな影響を受けたという細野晴臣さんの書籍「分福茶釜」も本堂に置かれている

たしかに地域の方々と交流も活発にされていますね。

勝野氏:
「通学合宿」では子どもたちはお寺に泊まりますが、本堂にお風呂がないので、地域のおじいちゃんおばあちゃんの家へお風呂を借りに行くんです。そうすると大歓迎してくれるんですよ。子どもたちがお礼の手紙を書くと、その手紙が家に貼ってあったりするんです。また普段交わりのない大学生が勉強を手伝ってくれたりすることで、世代を越えた交流ができています。
自習に関しても、最初は私も「静かに勉強するように」などと、禅宗的なことを言ってしまったのですが、それではいけないと感じて「ここは君たちの場所だから」ということだけを伝えるようにしています。すると子どもたちは自分たちで勉強するんですよ。洗い物やお茶くみも子どもたちが自主的に動くようになりました。

「やぶきた茶」の茶摘み体験
寺子屋では近隣の大学生たちが勉強を手伝ってくれる

今回「STAGEPAS 1K」のアンバサダー・プログラムに応募された理由を教えてください。

勝野氏:
今まではワイヤレスマイクとポータブルアンプの機材を使っていたんですが音質に関して不満がありました。ですから漫談や落語など、きちんとした拡声が必要なイベントの時は、音響機器を他所に借りに行っていました。そんな中、シンプルなポータブルPAシステムの「STAGEPAS 1K」が発売されたということを聞きました。ヤマハさんという信頼感もあったので、応募させていただきました。

「STAGEPAS 1K」を実際に使ってみて、音や使い勝手はいかがでしょうか。

勝野氏:
今までのものとは比べものにならないぐらい、音がきれいです。それとスマホからBluetoothで音が飛ばせるのも便利ですね。以前に寺子屋を取材してくれたアナウンサーの方が、寺子屋のラジオ番組を作ってくれたんです。子どもたちの言葉やいろんな音の風景が入っている番組なんですが、それを子どもたちに聴かせようとしたとき、スマホからBluetooth経由ですぐに「STAGEPAS 1K」から再生できました。しかも音質もとても素晴らしかったです。あとは設置や片づけが楽なのもとても助かっています。

寺子屋で使用中の「STAGEPAS 1K」

設営・片付けがラクなのは大事ですね。

勝野氏:
すごく大事です。出すのが大変だと設置するのがおっくうになってしまいますから。「STAGEPAS 1K」はポータブルで機動性もあるので屋外での用途にも、もってこいだと思います。今日も「STAGEPAS 1K」を縁側に移動して屋外に向けてライブをやりましたが、音量も十分で本当に音が良かったです。

「STAGEPAS 1K」は本堂の縁側をステージにして行われたミニライブでも使用された

「STAGEPAS 1K」のラインアレイスピーカーは指向角が広い点もピッタリですね。

勝野氏:
はい。かなり横幅がある本堂でも隅までしっかりと音が届きます。本堂ではパソコン画面を使ってプレゼン方式でお話していただく「みんなの寺子屋」という講演会もあるのですが、その時も「STAGEPAS 1K」が活躍します。音質がクリアなだけでなく、スピーカーをどこに置いてもハウリングがほとんど起きないのも助かります。

住職の横に設置された「STAGEPAS 1K」が横幅が広い本堂全体をカバー

これからもいろんなシーンで「STAGEPAS 1K」が活躍しそうですね。

勝野氏:
はい。これなら講演会やちょっとしたライブもできますし、いろいろ使えると思います。龍津寺は若い人からお年寄りまで、いろんな方々が集い、つながれる場所にしたいと思っています。「STAGEPAS 1K」はそんな分かち合いのツールとして最適だと思います。今後もどんどん活用していこうと思います。

本日はありがとうございました。

拈華山 龍津寺
http://www.ryoshinji.jp

製品情報

PAシステム STAGEPAS 1K