【STAGEPAS 1K アンバサダー事例】公立中学校 / 富山県富山市

Japan/Toyama Sep.2022

富山市内の某公立中学校の吹奏楽部は、第50回富山県吹奏楽コンクールのA部門に3年ぶりの出場で銀賞を、第65回中部日本吹奏楽コンクール富山県大会では銅賞を獲得。地元での各種行事などでも積極的に演奏を披露するなど、演奏活動を活発に行っています。

その吹奏楽部の練習でヤマハのポータブルPAシステム「STAGEPAS 1K」が活躍していると聞き、「STAGEPAS 1K」の活用方法や使い勝手などについて、吹奏楽部の顧問を務める藤井 信一朗 先生にお話をうかがいました。

富山市内の某公立中学校・吹奏楽部顧問 藤井 信一朗 氏

「STAGEPAS 1K」は吹奏楽部の練習に最適。指導の精度が上がり、練習時間が有効に使えるようになりました。

「STAGEPAS 1K」アンバサダー募集のプログラムに応募された理由を教えてください。

藤井氏:
吹奏楽部の練習では、チューニングの基準音を再生したり曲のテンポを確認するために指導者用キーボード「ハーモニーディレクター」を使用しています。そのキーボードの拡声用にPA機器を使っているのですが、以前使用していたPAシステムは音量的に非力で、全員合奏などの場合は吹奏楽の音量に負けてしまい、基準音が聞こえなくなってしまうことが多かったんです。それでよりパワーがあるPA機器を探していたところ、学校の体育館でも使えるような1000W出力のポータブルPAシステムがヤマハにあると聞き、しかもアンバサダープログラムがある、ということだったので応募しました。

吹奏楽部の練習での「STAGEPAS 1K」の使い方について教えてください。

藤井氏:
まずは「ハーモニーディレクター」による基準音の再生です。チューニングの時だけでなく、演奏しながらところどころ基準音を聴くことで、自分の演奏の音程が正しいかどうかを判断できる力が身につきます。もちろんチューナーを見ながら音程を確認する方法もありますが、その時にみんなで合奏しているときと同じように吹けるとは限りません。吹奏楽が普通の音量で合奏している状態で、ハーモニーディレクターの基準音やテンポがしっかりと聞き取れるためには、かなり大きな音量で再生する能力が必要なのですが、「STAGEPAS 1K」では全く問題なく使えています。

それともう一つ便利なのが、Bluetooth機能です。新しい曲にとりかかるとき、楽譜会社さんが動画投稿サイトなどにアップロードしている模範演奏をみんなで聴くことがあります。これまではスマホをステレオにつないで再生したのですが、結構手間だったんです。ケーブルの長さがたりないとか、毎回いろいろあって。でも「STAGEPAS 1K」にはBluetoothの受信機能があるので、私のスマホから曲データを飛ばしてすぐにみんなで聴くことができます。

吹奏楽は演奏形態 がかなり横長になると思うのですが、1台で左右までカバーできるのでしょうか。

藤井氏:
「STAGEPAS 1K」を指揮台の横に置いて使っていますが、1本だけなのに広い範囲に音が届き、練習場全体をカバーできています。棒状のスピーカーは音が横に広がって両サイドの生徒にまでしっかり届くので、吹奏楽にはピッタリだと思います。

1台の「STAGEPAS 1K」で音楽教室全体をカバー
ヤマハ ハーモニーディレクター「HD-300」

「STAGEPAS 1K」のコンパクト性や可搬性は、吹奏楽部でもメリットですか。

藤井氏:
大きなメリットです。吹奏楽部の練習場所が移動することはよくあり、その時は「STAGEPAS 1K」も持ち運びします。でもオプションのドリー「DL-SP1K」を使用すればわざわざ台車で運ばなくていいので大変助かっています。移動は部員に任せていますが、吹奏楽部は女子がほとんどなのでコンパクトで軽いのはとてもありがたいです。また音響機器が整っていない体育館や地域での演奏の時も「STAGEPAS 1K」を持っていって、MC用のマイクの簡易PAとしても使っています。400人くらいの前で演奏したときのMCマイクの拡声用に使いましたが、全く問題なく使用できました。

練習だけではなく、本番の簡易PAとして外に持ち出すこともあるんですね。

藤井氏:
はい。屋外の演奏会などでもよく使っていますね。マイクの拡声用だけでなく、吹奏楽の演奏にピアノと合唱が加わる曲を演奏する機会もあるのですが、その時は電子ピアノやハーモニーディレクターのピアノ音色を使い「STAGEPAS 1K」で拡声しています。

「STAGEPAS 1K」は練習でも本番でも大活躍なんですね。セットアップも生徒が行うのですか。

藤井氏:
はい、生徒が自分たちで行います。「STAGEPAS 1K」は専用ケースがあって出し入れがしやすいので安心です。セッティングに関しても通常のPAスピーカーだと重いスピーカーをスタンドに載せたり、機器間をケーブルをつないだりする必要がありますが「STAGEPAS 1K」は電源以外にケーブルを接続する必要がありませんので、簡単にセットアップが行えます。

「STAGEPAS 1K」は吹奏楽のみならず、他の学校行事でも使えそうですか。

藤井氏:
使えると思います。古い体育館など、音響機器が老朽化している場所での朝礼や学園祭でもかなり活躍できるのではないでしょうか。またオープンスクールや屋外でのイベントなどでも「STAGEPAS 1K」が1台あれば、十分使えると思います。またスタンドを使わないので転倒の心配がなく、設置性も可搬性も高いので、学校行事でも非常に便利に使えると思います。

本日は練習中のお忙しい中、ありがとうございました。

製品情報

PAシステム STAGEPAS 1K