【STAGEPAS 1K アンバサダー事例】スパニッシュギターユニット「DON ALMAS(ドンアルマス)」谷島氏 / 東京

Japan/Tokyo May.2023

桜庭氏と谷島氏によるスパニッシュギターユニット「DON ALMAS(ドンアルマス)」。激しさと哀愁を併せ持つスパニッシュギターをベースに様々な音楽要素を融合させた独自の音楽を展開しており、高い支持を集めています。

そのドンアルマスのライブでヤマハポータブルPAシステム「STAGEPAS 1K」が使用されているときき、アンバサダー・プログラムに応募された動機や音、使い勝手などについて、ドンアルマスのサイドギター谷島氏に感想をうかがいました。


レストランなどのライブにちょうどいい音響機器がなくて困っていた

最初にDON ALMAS(ドンアルマス)について教えてください。

谷島氏:
ドンアルマスはフラメンコギターの巨匠、伊藤 日出夫の門下である桜庭 伸弘と私、谷島 凛樹が結成したスパニッシュギターデュオです。国内外で活動しながら18年目になります。フラメンコギターを使った演奏ではありますが、フラメンコの要素を軸に、多彩な要素を取り入れた音楽性を追求するようになり、より広義の意味で「スパニッシュギター」と名乗るようにいたしました。

DON ALMAS(ドンアルマス)サイドギター 谷島氏

「STAGEPAS 1K」アンバサダー募集のプログラムに応募されたのはどうしてですか。

谷島氏:
私たちはコンサートホールだけではなく、演奏依頼を受けてレストランなどで演奏する機会もございます。お店に音響機器がない場合は自前のPA機材を持ち込むのですが、数十人規模のスペースで演奏する場合、私たちが使っているPA機材ですとスピーカーを立てる際にスピーカースタンドが場所を取ってしまうことも多く、足を畳んでコンパクトにしようとすると今度は不安定になりがちで少し怖いかなと感じていました。そんな折、「STAGEPAS 1K」の存在を知り、「ひょっとしたら、これはいけるんじゃないか」と思って、応募してみました。

「STAGEPAS 1K」と谷島氏の愛器、ヤマハ エレクトリックナイロンストリングギター「NCX2000R」
エレクトリックナイロンストリングギターNCX2000R

かなり大がかりなPAシステムをお使いだったんですね。

谷島氏:
そうですね。ただスペースが小さい時には本格的なPA機器を持ち込めないので、ポータブルなアコースティックギター用のアンプを1人1台ずつ鳴らしていました。ただギターアンプは床置きなので、音が下から出て、お客さまにも違和感があるし、自分たちも聴きづらかったです。モニターができるように配置を調整したりするのですが、そうなるとハウリングなどの音響的な問題が発生したりもします。限られた時間内でセッティングをする必要がある場面も多いため、困っていました。

スピーディーに設置できセンターに置くだけで広範囲に音が行き届く

実際に「STAGEPAS 1K」を使ってみてどうでしたか。

谷島氏:
音量も音質も素晴らしかったです。そして何より機器のセットアップが早くなりました。以前はスタンドを立て、スピーカーを載せてケーブルをミキサーに繋ぎ、さらにケーブルを這わせた場所をテープで養生したりするので、音響機器のセットアップに小一時間かかっていました、でも「STAGEPAS 1K」ならポール状のラインアレイスピーカーをサブウーファーに挿したら、あとはもう電源を入れるだけ。あっという間に終わってしまいます。今まで出演していた店でも「あれ、もう準備終わったの?」と、お店の人に言われるぐらいセットアップが早いです。

サブウーファーにラインアレイスピーカーを挿すだけでセットアップが完了

ドンアルマスでは「STAGEPAS 1K」をどのようにセットアップするのですか。

谷島氏:
ステージが狭い時は2人の間に「STAGEPAS 1K」を置くとちょうどいいんです。ちょうど見た目が暖炉みたいだったので「暖炉くん」と呼んでました。まるで3人組ユニットみたいに(笑) 拡声するエリアが広範囲なので横長の会場でも1台で十分ですし、我々演奏者にもいいバランスで聴こえるのでモニタースピーカーもいらなくなりました。それと、拡がりだけでなく、奥のお客さまにまで音が届く遠達性もいいと思います。

移動時の可搬性も以前より良くなったのではないでしょうか。

谷島氏:
そうなんですよ! 「STAGEPAS 1K」を使うようになって移動が断然楽になりました。これまではワンボックスカーの荷台にギチギチにPA機材を詰めて移動していましたが、「STAGEPAS 1K」なら私の乗用車に収まってしまいますし、積み下ろしの時間も手間も激減しました。

サブウーファーとラインアレイスピーカーは専用ケースにコンパクトに収納できる

音質面でよかった点はありますか。

谷島氏:
「STAGEPAS 1K」はコンパクトなのに、想像以上に低音がしっかり出るので、大掛かりなサブウーファーシステムを組まなくても、空間に対して十分な低音を出せるようになりました。フラメンコギター特有のパーカッシブな奏法やギターのボディを手で強く叩いてバスドラムのような音を出す奏法などがあるのですが、そこで重低音が出るとお客さんのノリがぐっと良くなるんです。また伴奏用の外部音源を使って弾くときも、低音がよく鳴ると盛り上がります。

「3人目のメンバー」として、今後もライブに連れまわす予定です

「STAGEPAS 1K」を使ったライブでのお客様の反応はいかがですか。

谷島氏:
直接お客様から音の感想をうかがったことはありませんが、メンバー2人の真ん中に「STAGEPAS 1K」が置いてあるので、「これ何?」と興味を持たれる方もいらっしゃって、そこから会話が膨らむこともあります。それと「STAGEPAS 1K」を使うといつも盛り上がるので、おそらくお客さまはそのサウンドと迫力に満足されているのではないでしょうか。特に低域までしっかり鳴っていることが迫力につながっていると思います。

今後「STAGEPAS 1K」をどのように活用していきたいですか。

谷島氏:
今は主に40人から50人規模の飲食店やレストランでのライブで使っていますが、まだまだ余力があるので、今後は倍程度の規模の会場でも試してみたいですね。また、個人で木材と樹脂を組み合わせたウッドレジン作品の制作展示もしているので作品の個展ライブなど様々な場面で活用してみるつもりです。これからも「STAGEPAS 1K」を3人目のメンバーとして、いろんな場所に連れまわしていくつもりです。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。

DON ALMAS(ドンアルマス:スパニッシュギターデュオ)
https://www.don-almas.com/

谷島氏によるウッドレジンアート作品 凛樹 – Ringju(リンジュ)
https://ringju.com/

製品情報

PAシステム STAGEPAS 1K