デジタルミキシングコンソール「DM3シリーズ」の最新ファームウェアをリリース

ヤマハ株式会社は、デジタルミキシングコンソール「DM3シリーズ」の最新ファームウェアVer.2.00をリリースしました。インサート機能、USBドライバモードオプションなど、ご要望の多かった新機能を搭載し、柔軟性と拡張性を大幅に向上させました。

2023年4月に発売した「DM3シリーズ」は、「コンパクトなミキサーは機能を妥協しなければならない」という固定観念を打ち破り、コンパクトミキサーの新たなスタンダードを打ち立てました。「DM3シリーズ」はDante対応モデル「DM3」、非対応モデル「DM3 Standard」をラインナップし、同サイズのミキサーでは他に類を見ないポータブルなデジタルミキシングコンソールです。

ファームウェアV2.00では新機能として、入出力チャンネルにインサート機能を追加しました。これにより、USB/Dante経由で付属のVST Rack ElementsソフトウェアのVSTプラグインをインサートしたり、お好きな外部デバイスをインサートすることができます*。

また、USBオーディオ入出力の接続先アプリケーションを拡張できるUSBドライバのモードオプションを追加しました。USBオーディオ入出力の18チャンネルを1つのアプリケーションに接続できる従来の「モード1」に加え、「モード2」ではPCまたはMacにUSB接続したPC/Mac上で最大4つのアプリケーションに接続できます。

さらに、Dante対応モデル「DM3」はAudinate社の「Dante Domain Manager」に対応しました。Danteネットワークのさらなる拡張性と柔軟性を提供します。

その他の改良点として、exFAT USBストレージ・フォーマットをサポートしました。USB外部ストレージ・メディアへの制限が少なくなり、高音質オーディオのレコーディングが容易になりました**。

また、スクリーンキャリブレーションとフェーダーポジションキャリブレーションを新たに搭載し、ユーザーエクスペリエンスの一貫性を高め、使用環境に応じてスクリーンのカラーバランスを調整できるようになりました。

最新ファームウェアVer.2.00は、コンパクトなデジタルミキシングコンソールにさらなるパワーと柔軟性をもたらし、より多彩な機能をご使用いただけます。 私たちヤマハは、常にお客様の声に耳を傾け、最も柔軟で快適なミキシング環境とシステムを提供できるよう、これからも努力してまいります。

*Dante経由のインサートはDM3のみ対応

** WAVフォーマットで録音する場合、1ファイルの最大サイズは2GBです。

Yamaha Digital Mixing Console DM3 Series

DM3 Series

あらゆるシーンやシステム規模にフレキシブルに対応するコンパクトなデジタルミキシングコンソール。