デジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」最新ファームウェアV6.60をリリース
2024年7月25日 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市)は、デジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」をファームウェアV6.60にアップデートしました。このファームウェアでは、強力な新プラグインDynamic EQ6の追加やDigital Audio Labs社とのコラボレーションによるパーソナルモニターシステムLivemixに対応しました。
Dynamic EQ6は6バンドのダイナミックイコライザーで、従来のヤマハDynamic EQプラグインの機能に加え、スタティックゲインとダイナミックレンジコントロールやハイパス/ローパスフィルターを追加するなど機能を拡張しています。
バンドごとに独立してキーインフィルターをコントロールする機能や、ステレオ信号のミッド/サイドの選択機能が追加され、音作りの可能性を広げました。また、入力信号から計算したスレッショルドを自動調整することで、エンジニアをサポートするオートスレッショルド機能も追加しました。
今回のアップデートでは、Digital Audio Labs社とのコラボレーションにより、Dante対応デバイスにパーソナルモニターシステムLivemixが追加され、「RIVAGE PMシリーズ」のシステムがさらに拡張されました。
世界中のスタジオやステージで信頼されているLivemixシステムは、非常に使いやすく、要求の厳しいプロオーディオの現場に卓越した音質と機能を提供します。今回の新たなコラボレーションにより、パーソナルモニターシステムLivemixとデジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」の接続が容易になり、ユーザーの利便性と卓越したモニタリング環境を実現します。
Digital Audio Labs社のマーケティング・ディレクターであるアンドリュー・スワンソン氏は「私たちは長い間ヤマハとより密接に連携したいと考えていました。Livemixのサウンドとクオリティは「RIVAGE PMシリーズ」とマッチしており、今回の連携は非常に理にかなっています。」
最新ファームウェアV6.60ではWSG-Y16 V3 mini-YGDAI I/Oカードと「DM7シリーズ」のHAリモートコントロールもサポートし、よりフレキシブルなシステムを提供します。
我々はDigital Audio Labs社とのコラボレーションを発表できて大変嬉しく思います。「RIVAGE PMシリーズ」のシステム上でDante機器を統合する機能は、多くのサウンドエンジニアに使用されており、必要不可欠な機能となっています。今回、対応機器にLivemixが加わり、より多くのお客様に高品質で使いやすいオーディオソリューションの世界を提供できることを嬉しく思います。
お客様からの声を取り入れ様々な新機能を搭載した「RIVAGE PMシリーズ」の最新ファームウェアV6.60は、効率的なオペレーション、理想の音作りを可能にする多彩なツールを提供し、幅広いお客様にとって有益なアップデートになると確信しています。
ヤマハ「RIVAGE PMシリーズ」はこれからもパワフルで柔軟なシステムと快適なミキシング体験を提供していきます。