Yamaha DM3シリーズとRoland V-160HDが連携機能を新たに実装し、ビデオ制作/ハイブリッドイベントの効率化を実現
ライブストリーミングやイベントの映像制作において、高品質な音と映像はともに重要です。「DM3シリーズ」は、最大96kHzのサンプリングレートに対応し、高品位な18種類のエフェクトを2系統搭載、豊富なプリセットによる短時間でのセットアップのサポート、9インチのタッチスクリーンによるシンプルで直感的な操作性など卓越した性能を、軽量・コンパクトな筐体に凝縮しています。また、ローランド社の「V-160HD」は、近年スタンダードな手法であるハイブリッドイベントに対応する可搬性の高いストリーミング・ビデオ・スイッチャーで、幅広い機器の接続と映像形式に対応し、多彩な演出を実現するための機能を多数搭載しています。
今回の技術連携により、「V-160HD」から「DM3シリーズ」のミキシング設定を記憶させたシーンメモリーを呼び出すことや、「DM3シリーズ」から「V-160HD」のオーディオミキサーのフェーダーレベルとミュートボタンを操作することができるようになります。これらの機能を組み合わせることで、イベントや配信が素早くかつ容易になり、高品質の音と映像の制作が一組のコンパクトなシステムに統合され、単独のオペレーターでも簡単にコントロールが可能です。
ローランド株式会社 Live Production事業部 事業部長 服部 宏平 氏のコメント
「V-80HD」でのコラボレーションに続き、このたびヤマハ社と共同で「V-160HD」と「DM3シリーズ」のコントロール連携が発表できることを、心より嬉しく思います。 今回の連携機能は、多くのユーザーの皆様から寄せられたご要望にお応えする形で実現しました。
映像と音響の統合的な演出を、よりスムーズかつ効率的に行える新機能の追加により、オペレーション負荷の軽減と演出クオリティのさらなる向上に貢献できるものと考えております。
今後も皆様からの貴重なご意見・ご要望を大切にしながら、より優れたソリューションの提供に努めてまいります。
ヤマハ株式会社 プロフェッショナルソリューション事業部長 Thomas Hemeryのコメント
「V-80HD」でのコラボレーションに続き、ローランド社との新たなコラボレーションを発表できることを嬉しく思います。「DM3シリーズ」との機能連携に「V-160HD」が加わったことで、対応可能なイベント規模が広がり、より多くのユーザーに効率的なビデオ制作の操作環境を提供できるようになりました。
「DM3シリーズ」と「V-160HD」の機能連携は、11月6日公開の「V-160HD」の最新ファームウェアにアップデートすることで使用できます。また、2025年11月19日から21日まで幕張メッセで開催される、Inter BEE 2025にて展示予定です。