【導入事例】富士モータースポーツフォレスト 様 / 展示施設 / 静岡
Japan/Shizuoka Jul.2024
過去には世界最高峰のカーレースF1も開催された国内有数のレーシングサーキット「富士スピードウェイ」。その西ゲート脇にモータースポーツの入口として新設された展示施設が富士モータースポーツフォレストです。施設内の展示施設「ウェルカムセンター」に、超小型サーフェスマウントスピーカー「VXSシリーズMモデル」及びラインアレイスピーカー「VXLシリーズ」が導入されました。
モータースポーツの魅力を伝える複合施設
施設に入ると現役のレース車両があり驚きました。施設のコンセプトを教えて下さい。
富士スピードウェイは1966年に開業し、地元の小山町と連携をしてモータースポーツを起点としたもっとワクワクする街づくりを進めており、プロジェクトの象徴がこの「富士モータースポーツフォレスト」です。モータースポーツだけではなく、様々なアクティビティをきっかけに、たくさんの方に富士スピードウェイにご来場いただける環境づくりを進めています。
VXS1MLBで実現した自由な設置
この施設に必要とされていた音響システムを教えて下さい。
プロジェクトを進めていく中で音響面の強化が必要になりました。すでに建物は出来上がっており、工事せずに導入できる音響システムが必要でした。また、展示施設なので来場者の方が気づかない、どこから音が出ているかわからないようにしたいという思いもありました。
BGMを流すという運用のほか、レースを再現したような音が動く構想もあり、スピーカーの数を増やして空間オーディオのようなイメージを作り、モノラルやステレオだけでなくマルチチャンネルにも対応したいと考えていました。
スピーカーの取り付けにおいて工事ができないので、照明用のダクトレールを用いてスピーカーを取り付けることを考えました。ダクトレールへの取り付けが可能で、指向角が広く、必要な音量が出る高音質スピーカーを探してみると、「VXS1MLB」以外にはほとんどありませんでした。
ダクトレール以外の場所でも目立たないように設置されていますね。
サイズ感と利便性がこの施設に最適でした。コンパクトなので、ダクトレール以外にも様々な場所に設置しています。来場者の方が意識することなく音空間を体感して、後で「そういえばどこから音が鳴っていたんだろう」みたいな、アミューズメント的な体験ができると楽しいかなと思っています。
展示は変更されるので、それに合わせて移動できるようになっています。車両の下にも三脚を用いて設置したスピーカーがあります。
通路側はダクトレールが無いので、特製のスピーカーボックスに「VXLシリーズ」を収め、それぞれの柱の横に設置しています。