ヤマハ | 【導入事例】鹿島建設株式会社 中国支店 様 / 広島

【導入事例】鹿島建設株式会社 中国支店 様 / 広島

Japan/Hiroshima Dec.2024

日本を代表する総合建設会社として国内外で多種多様な土木・建築プロジェクトを手がける鹿島建設株式会社。建築・建設DXの導入を通じて業界全体の働き方と生産性を大きく向上させています。

このたび鹿島建設株式会社 中国支店にヤマハの遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」が導入されました。その選定理由や使い勝手、導入後の感想などについて鹿島建設株式会社 中国支店 管理部の菊地 佳久 氏と、システムを納入した株式会社ソルコム ICTソリューション営業本部の清金 理紗 氏にお話をうかがいました。

鹿島建設株式会社 中国支店 管理部 情報システムグループ グループ長 菊地 佳久 氏(写真左)
株式会社ソルコム ICTソリューション営業本部 営業グループ 清金 理紗 氏(写真右)

今回導入いただいた拠点はどの地域を統括しているのでしょうか。

菊地氏:
弊社の国内拠点は北海道、東北、関東、東京土木、東京建築、横浜、北陸、中部、関西、中国、四国、九州と12の支店がありまして、ここ中国支店では、中国5県を統括しています。

鹿島建設株式会社 中国支店 管理部 情報システムグループ グループ長 菊地 佳久 氏

中国支店にはもともとWeb会議システムはあったのですか。

菊地氏:
以前は対面が基本でしたが、コロナ禍以降はTeamsなどを介したオンライン会議がメインとなり、そのタイミングでWeb会議システムを導入しました。最初は1つの集音マイクだけのものでしたが、20人ほど入れるこの会議室ではマイク1本ではカバーできず、他の支店などの状況をリサーチしてヤマハのスピーカーフォン「YVC-1000」を導入し、5つの拡張マイクをつないで使っていました。

このたびヤマハの遠隔会議システム「ADECIA」を導入した理由を教えてください。

菊地氏:
「YVC-1000」は音質が良かったものの、ここは机のレイアウトを頻繁に変える会議室なのでマイクを常設できません。そのため会議前に担当者がマイクを設置し、終了後は片づけるという作業が常に発生していました。また時には結線ミスなどで音が出ないといったトラブルも起きていました。こうした問題を解決するために、ワイヤレスマイクを使用したシステムを検討していたところ、ヤマハの「ADECIA」をみつけ、ソルコムさんに相談しました。

会議用ワイヤレスマイクはたくさんありますが、ヤマハの「ADECIA」を選んだ理由はなんですか。

菊地氏:
まずヤマハへの信頼感がありました。ここでは「YVC-1000」だけでなく別の小さい会議室で他のYVCシリーズを使っていて、そちらの音や使い勝手も良かったことや、それと国内メーカーという点も安心できます。

「ADECIA」には天井設置型のマイクもありますが、卓上型を選んだのはなぜですか。

菊地氏:
ここはテナントビルなので天井工事は避けたかったことと、部屋の付近に設置された業務用コンプレッサーの振動で悪影響がある可能性を考えました。それで卓上型のワイヤレスマイクに決め、ソルコムさんにお願いして実機を借りてデモをしてもらいました。

テーブルトップマイクロフォン「RM-WOM」
遠隔会議用プロセッサー「RM-CR」
マイクロフォン充電ステーション「RM-WCH-8」
2本の有線ハンドマイクも使用可能

菊地さんから依頼を受け、清金さんはどのように対応したのですか。

清金氏:
私は菊地さんから連絡をいただいてはじめて「ADECIA」を知りましたが、くわしく調べてみると鹿島建設さんが困っていらっしゃる点が見事に解消できるシステムだと思いました。それでヤマハさんからデモ機を借り、この会議室で実際に試していただきました。

株式会社ソルコム ICTソリューション営業本部 営業グループ 清金 理紗 氏

デモの印象はいかがでしたか。

菊地氏:
とても良かったですね。特に喜んだのは会議の準備を担当する社員でした。ワイヤレスマイクなので配線の必要がなく、とても楽だったようです。デモ終了後は「で、本格導入はいつですか?」という声が上がるほどでした。またスピーカーもコンパクトなのに非常に音が明瞭で、すばらしかったです。

Dante/PoE給電対応パワードスピーカー「VXL1W-16P」

実際に「ADECIA」を導入した後の反響はいかがですか。

菊地氏:
この会議室では週3回以上は大人数で行う会議がありますが、その際の準備がほぼ不要になってとても助かっています。

また、リモート会議の相手先から「そちらの音声が良くなりましたが、どんなマイクを使っているのですか?」と質問されるなど、良い反響がありました。その結果、岡山営業所にも同様の構成を2025年3月に導入することが決まりました。

「ADECIA」を導入したことで、今後やってみたいことなどはありますか。

菊地氏:
会議の準備のためにパソコンにプロジェクター用HDMIケーブル、「ADECIA」のUSBケーブル、カメラのUSBケーブルと、3本のケーブルを挿す必要があります。これを何とか1本にできないかとヤマハさんに相談したところ、Barco社の「ClickShare」*を紹介していただきました。今後導入を検討していきたいと思っています。

*「ClickShare Conferenceシリーズ」は、無線でPCの映像と音を外部ディスプレイ等に送出できる機器。

Barco社クリックシェアとの連携

清金氏:
鹿島建設さんの導入をきっかけに他の顧客様にも「ADECIA」を提案する機会が増えました。その折よく言われるのは、もうすこし小規模な会議室向けのシステムです。そのあたりのニーズにも対応していただければ嬉しいです。

本日はお忙しい中、お時間をありがとうございました。

鹿島建設株式会社
https://www.kajima.co.jp/

VXL Series "P model"

ラインアレイスピーカーVXLシリーズのDante、PoE給電対応モデル。

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