【導入事例】株式会社ソーシャルインテリア 様 / 東京

Japan/Tokyo Mar. 2025

体験型ショールーム「THE MUSEUM」に会話の情報漏れを防ぐ「スピーチプライバシーシステム」と遠隔会議システム「ADECIA」を導入

  • 自社環境の改善と顧客への提案力の強化のため、共創型ショールーム兼オフィス「THE MUSEUM」に「スピーチプライバシーシステム」と「ADECIA」を導入し、これらを体験できるオフィスツアーも提供。
  • 「スピーチプライバシーシステム」で執務エリアの会話の音漏れや静かすぎる環境を改善し、社員が自席で快適に業務できる環境を実現。
  • 「ADECIA」は、遠隔会議におけるクリアな音声と快適な会議環境を提供。

「インテリアの世界を変える。インテリアで世界を変える。」をミッションに掲げ、オフィス構築支援などを行う株式会社ソーシャルインテリア。このたびショールームを兼ねた本社オフィス「THE MUSEUM」に、ヤマハ独自の情報マスキング音で会話の情報漏れを防ぐ「スピーチプライバシーシステム」や、遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」などが導入されました。

その効果や社内外からの反響について、株式会社ソーシャルインテリア コンサルティング事業部 プロジェクト推進グループ 鈴木 真理 氏にお話をうかがいました。


はじめに株式会社ソーシャルインテリアについてご紹介ください。

鈴木氏:
弊社は「インテリアの世界を変える。インテリアで世界を変える。」をミッションに掲げ、インテリアを通じ新たなムーブメントを生み出すことを目指しています。具体的な事業内容としては、家具・家電のセレクト型オンラインストアの運営、オフィス構築支援、そして家具什器の受発注を効率化するプラットフォームの提供などを行っています。

株式会社ソーシャルインテリア コンサルティング事業部 プロジェクト推進グループ 鈴木 真理 氏

この「THE MUSEUM」はどのような施設なのでしょうか。

鈴木氏:
「THE MUSEUM」は2024年9月にオープンした共創型のショールーム兼オフィスです。家具、内装、照明、AV機器、雑貨など約50のメーカー様から提供いただいたオフィス向けソリューションを実際に組み合わせて展示・体験できる空間になっています。

従来のオフィスインテリアのショールームはメーカーごとに点在しており、製品の比較検討のためには複数のショールームを個別に訪問する必要があり、施主様にとって比較・検討しづらいという課題がありました。私たちはこの課題を解決するために、さまざまなメーカーを一か所に集約した体験型ショールームを設け、実際に稼働しているオフィスとしてご覧いただける空間としました。

ヤマハの「スピーチプライバシーシステム」や「ADECIA」も、日々業務で運用している機器であると同時にお客様へのご提案であり、体験用の展示でもあります。THE MUSEUMの「オフィスツアー」に参加いただければ、その効果が体験いただけます。

「THE MUSEUM」に「スピーチプライバシーシステム」を導入した理由を教えてください。

鈴木氏:
「スピーチプライバシーシステム」はTHE MUSEUMの全館で運用していますが、特に執務エリアで高い効果を発揮しています。執務室では多くの社員が社内外の関係者と電話やオンラインミーティングを行っているため、これまで「会議室や個室ブースが足りない」という声があがっていました。でもよく考えるとその根本原因は『音漏れ』なんですよね。「音」の問題が解消されれば、空間を区切る必要もなく、オープンなオフィス環境でも快適に業務ができるのではないかと考え、「スピーチプライバシーシステム」の導入を決断しました。

「スピーチプライバシーシステム」を導入して、その状況はかわりましたか。

鈴木氏:
ヤマハ独自の「情報マスキング音」の仕組みは知っていましたが、実際に使ってみると想像を超える効果がありました。以前は周囲の声が気になって集中しにくい状況でしたが、現在はほとんどの社員が自席で快適に業務を行えています。

面白いのは「スピーチプライバシーシステム」を停止すると、あまりにも静かになりすぎて違和感を覚えることです。普段は「スピーチプライバシーシステム」の効果に気付きませんが、切ると周囲の音が急に耳に入り驚きます。それくらいオフィスの音環境が改善され、周囲の会話によるストレスや、自分たちの会話におけるストレスが減ったという実感があります。

執務エリア
「THE MUSEUM」はエリア分けされており、各場所のBGMやマスキング音量の設定が可能
シーリングスピーカー「VXC2FW」
「スピーチプライバシーシステム」を内蔵したプロセッサー「MRX7-D」(最上段)

オフィスの構築を支援する立場から見て、音に関する悩みは多いと感じますか。

鈴木氏:
非常に多いですね。たとえば天井が高くてパーティションで仕切ったようなオープンな空間では、どうしても隣の会議室の音が漏れ聞こえてしまいます。そうした課題をお持ちのお客様にこの「スピーチプライバシーシステム」を体感していただくと「本当に音漏れが気にならないですね」と驚かれることが多いです。

また音漏れとは別の観点ですが、会議室で「スピーチプライバシーシステム」を使うと適度に緊張がほぐれて、会話がしやすくなる印象があります。無音の会議室はどうしても空気が重くなりがちですが「スピーチプライバシーシステム」が入ると自然に発言が増えるように思います。

遠隔会議システム「ADECIA」の選定理由も教えてください。

鈴木氏:
いまや新設されるオフィスに遠隔会議システムは欠かせません。そのなかで弊社では、天井設置型のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CGW」と、スピーカーシステム「VXL1B-16P」を組み合わせた「ADECIA」を採用しました。実際にショールームを訪れたお客様に体感していただきつつ、業務でも日常的に運用しています。

会議室
シーリングアレイマイクロフォン「RM-CGW」
スピーカーシステム「VXL1B-16P」

「ADECIA」を使ってみた印象を教えてください。

鈴木氏:
まずよくある遠隔会議システムのように机上にケーブルがついたマイクをいくつも並べる必要がないので卓上が非常にスッキリしていますし、セットアップの時間も不要です。私が個人的に驚いたのは、リモート先からこのシステムが導入された会議に参加したときでした。1台の天井マイクだけで、会議室内のどの席にいる人の声もはっきり聞こえてきたんです。これは本当にすごいと感じましたし、ぜひお客様にも体験していただきたいと思いました。

ショールームのBGMシステムもヤマハの製品を導入されていますね。

鈴木氏:
はい、ヤマハにご提案いただいて、ショールームの入り口に細長いラインアレイスピーカーの「VXL1W-24」を2本設置し、さらにショールームの四隅あたりには中低域を補強するサブウーファー「VXS10SW」を4台配置しています。空間のインテリアとの調和を考えて、シンプルでありながらデザイン性が高く、さりげない存在感を持つスピーカーを選定してもらいました。訪れたお客様も「あれがスピーカーなんですね」と驚かれるほど自然に空間に溶け込んでいます。音質はさすがヤマハで素晴らしいですし、イベント開催時はイベント用音響機器としても十二分に活躍してくれます。

ショールーム
ショールームの入り口に設置された「VXL1W-24」とサブウーファー「VXS10SW」
インテリアにフィットするコンパクトなサブウーファー「VXS10SW」

最後に「THE MUSEUM」を訪れる方々へメッセージをお願いします。

鈴木氏:
ソーシャルインテリアは、お客様の課題に合わせたオフィス空間をプロデュースする会社です。「THE MUSEUM」では、ブランドの垣根を超え、さまざまなインテリアやオフィスづくりのアイデアをご紹介しています。ぜひ弊社ウェブサイトから予約いただける「オフィスツアー」にご参加いただき、実際にこれらの効果をご体験いただきたいと思います。

本日はご多忙の中、ありがとうございました。

株式会社ソーシャルインテリア
https://socialinterior.com/

「THE MUSEUM」
https://socialinterior.com/the-museum/