GLOWPLUG/WTDI 試奏レポート

WeROCK Vol.053より転載

 

MASAKI

CANTA、地獄カルテット、ダイダ・ライダなどだけでなくソロとしても活躍するベーシスト。
その超絶テクニックは、プロからも注目されている。
そして、CANTAとして2016年9月から全国14 ヵ所のツアーが決定!

 

Glowplug

クロスオーヴァーで、チューブのニュアンスをどの帯域からかけるのかをコントロールできる

MASAKI:チューブが持っているあたたかみとかローの深さなどを足下で足してあげようというペダルですね。真空管が入っているからこその太さを感じますよ。ただ、オーバードライブとかのように劇的に音色を変えるというものではないです。トランジスター・アンプにあたたかみを加えたいという時にいいし、オン/オフするよりかけっぱなしで使えますよ。

—— とくに気に入った部分はどこですか?

MASAKI:クロスオーヴァーというコントロールがおもしろいですね。設定した周波数帯の下だけにチューブらしさを加えられるので、低域にだけチューブらしさを足したりできる。あと、ミックスで原音とのバランスをとれるのもいいですよ。ただ、個人的にはクロスオーヴァーもミックスもコントロールもしっかりと上げて、全体的にしっかりと真空管ならではの太さやあたたかみを加えるほうが好きですね。

原音にどれだけチューブの効果を加えるのかを調整するミックス・ツマミ

—— どういうベーシストにオススメですか?

MASAKI:かけると明らかに低音の豊かさの違いを感じると思います。真空管らしさが出てきます。そういうニュアンスを求めているベーシストでしょうね。あと、アンプを鳴らせないレコーディングで使うのもいいと思います。ベースのローのよさを、しっかりと際立たせてくれるペダルですよ。

 

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WTDI

ミッド・シフト・スイッチで、ミッド・コントロールの周波数帯域を変えられる

MASAKI:まず、しっかりしたコンプが入っているのが印象に残りました。それにEQもわかりやすいので、ホントにこれ1台で簡単に音作りができますね。コンプもピック弾きや指弾き、スラップを問わず、対応してくれますよ。

—— エンハンスをかなり気に入ってましたが?

MASAKI:EQのどこの帯域を強調するかをコントロールできるんですよね。エンハンサーって、もともとは倍音を上げてキラキラさせるイメージなんですけど、WTDIはEQのおいしい部分をどこに持っていくかということが微調整できるんですよ。低域にポイントを持っていくなどのベーシスト側の主張がやりやすい。さらにベース、ミドル、トレブルという3バンドで調整できるだけでなく、ベース・ブーストやミッド・シフトも付いているのがいいです。ベース・ブーストをオンにすると低域のふくよかな部分をさらに出せるし、ミッド・シフトをオンにして中域の出し方を変えられる。かなり細かい調整ができますね。

本体左側には、XLRバランス・アウト端子とアウトプットを装備している

—— ゲインはどうですか?

MASAKI:思い切り歪むという感じではないですね。あくまでも“暴れ度数”をコントロールするというか、厚みを加えるという感じですね。扱いやすいです。

—— ジャンル的には、どういったベーシストにオススメでしょうか。

MASAKI:オールマイティに行けると思いますよ。イメージ的に、以前はエデンってジャズ/フュージョン系ベーシストが使うものと思っていたんですが、ロックでも充分に使えます。こんなに小さいのにエデンの音が出せるのがすごいですよ。

 

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