はじめての“けんばんハーモニカ”選び

はじめての“けんばんハーモニカ”選び

はじめての
“自分の楽器”

主に、保育園・幼稚園や小学校にて使用する“鍵盤ハーモニカ”。
多くのお子さんが、はじめて自分の楽器を手にする大切な瞬間です。
鍵盤ハーモニカってどんな音色がするのかな? 楽器はどのような素材で出来ているの? ケースはどのタイプが良いかな? お子さんが安心して演奏できる、鍵盤ハーモニカを選びましょう!

1 教えてピアどん!

音域

Q 色々な音域があるけれど、どれがいいの?
A 鍵盤ハーモニカの鍵盤数は「25鍵」・「32鍵」・「37鍵」などたくさんあるよ。小学校の音楽の授業で使う鍵盤ハーモニカは、32鍵タイプを使うのが一般的。32鍵であれば教科書に出てくる曲の音域に対応ができるんだ。
また、25鍵タイプは保育園や幼稚園に通う小さなお子さんにおすすめ。コンパクトで、手が小さくても扱いやすいサイズだよ。37鍵タイプは鍵盤数が多く、演奏できる曲が増えるものの、小学校の音楽の授業であれば32鍵タイプで十分使うことができるよ。
[イラスト] ピアニカの音域 - アルトモデル P-25F - 25鍵| アルトモデル P-32E - 32鍵 | アルトモデル P-37D/P37E2 - 37鍵 | ソプラノモデル P-S25F - 25鍵

2 教えてピアどん!

素材

Q どれも同じように見えるけど、鍵盤ハーモニカに 使われている素材ってどういうものなの?
A 一見、どのメーカーの、どの鍵盤ハーモニカも同じような素材を使っているように見えるけれども、実は違うんだ。ヤマハのピアニカは、プラスチックをはじめ、金属、紙、合成ゴムと様々な素材を使用しているよ。そして、これらすべてに有害な物質が含まれていないか確認しているから、子どもたちに安心して使わせてあげられるんだね。
日本の食品衛生法に準拠しているんだって!安心だ!
[写真] ピアニカ分解写真

3 教えてピアどん!

ホース

Q ホースにも違いがあるの?
A そう、ホースにも違いがあるよ。
息漏れを防ぐために、本体に差し込む部分(★)にゴムリングがついている物もあるけれど、ヤマハのピアニカは、それがついていないんだ。でも90度ひねりながら差し込むことで、息漏れしない構造になっているんだよ。これは管楽器を作る時の技術を使っていて、色々な楽器を作っているヤマハならではの特長!ゴムが切れたり無くすこともないから、安心だね。
更に、口をつけて吹く楽器だから清潔さにも配慮しているよ。吹き口をジョイント部に差し込む構造のものもあれば、ヤマハのピアニカのようにパイプクリップがついているものもあるよ。演奏しない間は吹き口がどこにも触れない設計だから、とても衛生的なんだ!
[写真]吹き口、パイプグリップ拡大写真

4 教えてピアどん!

ケース

Q ケースは
どのようなものがいいの?
A 鍵盤ハーモニカを収納するケースは、一般的にハードタイプとソフトタイプがあるよ。それぞれの特徴を把握して、ケースを選ぼう。
ハードケースは、耐久性があり、楽器を衝撃から守れるのが特徴。荷物が多い時に思わず落としてしまっても、楽器にキズが付くのを防ぐことが出来るんだ。また、ケースを開けた蓋の部分に、タブレットや音楽の教科書を立てかけて使用することも出来るね。
一方で、布製やビニール製のソフトケースは、軽くて持ち運びしやすいのが特徴。
最近では、タブレットを授業で使用する学校が増えてきているから、ハードケースが活躍する場面も多くなってきているよ。ちなみに、ヤマハには「けんばんハーモニカ授業」というデジタル学習教材があって、タブレット等を使った授業の教材も提供しているよ。
[写真ケースにタブレット端末を立てかけた写真

5 教えてピアどん!

鍵盤の色

Q 鍵盤の色は何色でも良い?
A 鍵盤ハーモニカは、学校の音楽の授業で使用する楽器だよ。
学習内容は、学習指導要領で定められた「鍵盤ハーモニカの使用」に基づいていて、一般的なピアノも黒と白の鍵盤になっているから、その後の学びにも繋がるね。ヤマハは、”学び”に重きをおいた楽器づくりを丁寧に行っているんだね。
[写真]一般的なピアノの黒と白の鍵盤

1 ぴあっちがよくきく!

失敗談

! 学校で、鍵盤ハーモニカのメーカーや、品番の指定があった!
[写真]青、水色、黄色、ピンクなど様々な鍵盤ハーモニカ
早めに購入して準備をしてしまうと、あとから学校や園で指定のメーカーや品番があることを知り、再度買い直しをしなくてはならないことがあるみたいだよ。
音楽の授業で必ず必要になる鍵盤ハーモニカだけど、学校や園で指定の品番が無いか、まずは確認することをおすすめするよ。

2 ぴあっちがよくきく!

失敗談

! あまり長く使わないものだから…と、お友達のお下がりを貰ったら後悔!
[イラスト] お友達のお下がりを貰う
あまり長い期間使用するものではないからと、お友達のお下がりを貰った場合、音程が少しずれていたり、楽器の中の匂いが気になってしまうこともあるみたい。鍵盤ハーモニカは、リード楽器といって、吹き口から吹き込んだ空気の振動で音を鳴らす楽器だよ。楽器の中に入っているリードは消耗品のため、長く使うと音程のずれ等が発生する場合もあるよ。後から、買い直しをしなくてもいいように、慎重に選ぼう!

3 ぴあっちがよくきく!

失敗談

! 保証の確認をしないまま購入したら、返品や修理が出来なかった!
[イラスト] メンテナンス
メーカーや楽器店での保証制度があるかどうか、しっかりと確かめてからご購入することをおすすめするよ。ヤマハピアニカは、購入後1年の保証制度があり、さらに、メンテナンスを行う技術者のいる楽器店が全国にあるから、いつでも気軽に相談ができるね。保証についてあまり気にせず購入してしまうと、返品規定や保証制度がなく、修理も難しいことが分かり、再度鍵盤ハーモニカを購入せざるを得なくなったこともあるみたい。