Yamaha Acoustic Mind 2020 ONLINE レポート
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個性豊かなアーティストが、アコースティックギターの幅広い表現力と可能性をお届けするスペシャルステージ!ギターの祭典“Yamaha Acoustic Mind 2020”。ISEKIさんを総合プロデューサーに迎え7回目となった今年は、新型コロナウィルス感染症拡大により、従来通り会場へお客様をお招きした形での実施を断念し、オンライン配信による開催を決定。7日間にわたる熱いステージが繰り広げられました。(開催期間:2020年10月18日~11月8日)
ISEKIさん、Anlyさんのお二人が全7公演に出演。オープニングは各公演のゲストアーティストとのセッションでスタート。三人三様の個性が混じり合い融合することで、ファンには聴き慣れた楽曲も、全く違った印象に感じられます。
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ISEKIさん 使用ギター:LL36 / LL-ISEKI
キマグレンのデビュー前から10年以上、苦楽を共にしてきた相棒の『LL36』。ぱりっと乾いたクリアな音の粒が心地よく染み渡ります。ご自分の名前を冠したカスタムモデル『LL-ISEKI』では、軽快で切れの良いストロークにISEKIさんの歌声が小気味よく響き、オープニングから心弾ませられます。
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『LL36 ARE』ならではの心地良いサスティンとバランスの取れた各音域の響き。歌とギターの音色が溶け合う瞬間を味わえることに、喜びを感じます。『STORIA II』とループペダルを操り、ギターの旋律や歌声が幾重にも重なり合います。強い生命力を感じさせるループのビートと音に包まれながら、Anlyさんの圧倒的な歌唱力と歌詞に込められたメッセージが胸に染み渡りました。
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大石昌良さん 使用ギター:LS36
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大石昌良さんが “一生ものの相棒”と語る『LS36』。フィンガーピッキング難易度の高い奏法を採り入れた弾き語りは唯一無二のプレイスタイル。ギターのボディを叩きリズムを刻みながメロディを奏でるスラム奏法や、ベースラインを親指で奏でながら人差し指や中指で和音を奏でるギャロップ奏法など、 ハイテクニックな演奏に応えるギターの存在に勇気を与えられます。ギターの持つ幅広い表現力と、それを追求し続ける大石さんの姿が、観客の目に、記憶に焼き付いたことでしょう。
中田裕二さん使用ギター:LL36 ARE
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Yamaha Acoustic Mind 初出演となる中田裕二さんが3日目、5日目公演に登場。ゲスト・トークで「初めて手にしたギターはヤマハAPX」、と語った中田さんの今日の相棒は『LL36 ARE』。柔かくも渋みに満ちた歌声にブルージーなギターの音色が溶け合い、聴く者の胸にしっとりと染み入ります。“こういう時こそ人に対する思いやり、人との心のつながりが大事” 、と今を振り返り語る中田さんの言葉がぐっと響きます。
吉田山田(Gt,Vo 吉田結威さん)使用ギター:LJ26
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6年ぶりにYamaha Acoustic Mind出演となる吉田山田のお二人が登場。明るく透明感のあるメインボーカル山田さんの歌声に、吉田さんの奏でるふくよかで切れの良い『LJ26』の音色が混ざり合います。ゲスト・トークでは山田さんが自粛中に練習したウクレレの話題に絡んで、ISEKIさん、Anlyさんと一緒にウクレレ演奏にチャレンジ!ラストナンバーの“日々”では、家族と過ごす時間が増えた今、大事な人を思う気持ちの大切さがじわりと伝わってきました。
瀬川あやか使用ギター:LJ36 ARE
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アットホームなあたたかさとクールさをあわせ持つ相棒の『LJ36 ARE』を、これから弾き込んで変化していくのが楽しみ!と溌剌とした笑顔で語る瀬川さん。自粛中にチャレンジしたストンプボックス(左足)とタンバリン(右足)を設置してステージ初披露!のびやかな歌声と透明感のあるギターの音色が心地良く響きます。
三浦祐太朗使用ギター:LJ36 ARE
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Yamaha Acoustic Mind 初出演となる三浦祐太朗さんが公演ラスト2Daysに登場。今宵の相棒は『LJ36 ARE』。アップテンポの“イトシセツナナミダ”で魅せるエッジの効いたストローク、しっとりと歌いあげる“曼珠沙華”では存在感のある中低音を響かせ、多彩な表情を見せてくれます。「LJ36 AREの生音に惚れ込んだ」という三浦さんの言葉を思い浮かべながら、観客の皆さんも耳を澄ませたことでしょう。
「Yamaha Acoustic Mind 2020 ONLINE」公演を無事終えることができました。プロデューサーであり出演アーティストのISEKIさん、Anlyさん、中田裕二さん、吉田山田のお二人、瀬川あやかさん、三浦祐太朗さん、素晴らしい音楽を届けていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。公演制作に携わって下さった全ての方々、そして何よりも画面の向こう側から応援いただいた大勢の観客の方々、本当にありがとうございました。
誰もが経験したことの無い困難な状況の中、アーティストの方々の想いのこもった「音」に大変勇気付けられました。アコースティックギターの表現力を思う存分味わえた7日間でした。これからもヤマハアコースティックギターを応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
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コロナ禍での人々の生活に再び音楽を取り戻したいという想いのもと、2020年秋に立ち上げた「おかえり、おんがく。」企画。
ヤマハ音楽教室のテーマとしてもお馴染みの「池の雨」を、さまざまなアーティストの方々に自由にアレンジしていただきました!「Yamaha Acoustic Mind 2020 ONLINE」では、ご出演いただいたAnlyさんに楽曲アレンジ、動画制作・編集のご協力を得て、出演全アーティストから「私にとってのヤマハギター」のメッセージをいただきました。
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フォトギャラリー
Photo by 山路ゆか(※ヤマハ銀座ホール撮影のみ)