Billy Sheehan (ビリー・シーン)@YMC

ヤマハミュージッククラフト玄関前にて

Billy Sheehan が浜松へ!

Billy Sheehanが静岡県浜松市にある「ヤマハミュージッククラフト(以下YMC)*」を訪問しました。Mr.BIGの日本公演でお披露目されたSonic BlueのATTITUDE LIMITED3もここで製造されています。

*現 株式会社ヤマハミュージカルプロダクツ

 

A.R.E.処理

A.R.E.処理設備から、木材が出てくるところです。

このA.R.E.は木材内部の経年変化を再現させた技術で、ヴィンテージ楽器のようなボディ鳴りを実現しています。また、化学薬品を一切使用しないため環境にも大変やさしい技術です。

A.R.E.について詳しくはこちら

 

スプラインジョイント

スプラインジョイントの工程です。

通常ボディの木材同士は接着剤だけで剥ぎ合わせるところ、スプラインジョイントは堅いメイプルのスプラインを入れることで、木材同士の音の伝達が高まり、ボディ全体の鳴りが向上します。

スプラインジョイントは、BBシリーズの開発時にBillyに評価してもらったことがありました。そのときの評価が非常に良かったので、今回もプロトタイプの段階で、スプラインジョイントを入れたものとないものを比較して評価し、採用が決定しました。
※スプラインジョイントはBB2000/1000シリーズ等にも採用されています。

 

NC工程

熟練のクラフトマンによって削り出されたボディの形状をデータ化し、NCマシンで忠実に再現していきます。

 

マイター・ボルティング方式ネックジョイント構造

今回のATTITUDE LIMITED3ではネックジョイント構造も大きく進化しました。ネックを固定しているネジのうちボディのブリッジ側の2本を、斜め45度から入れることにより、ネックとボディの接触面積を増やし、より強固なネックジョイントが実現しました。
板材を加工しているギター、ベースで斜めに穴を開けるのは非常に珍しいのですが、YMCではこのようにして加工しています。
実はこのネックジョイントを実現した背景にはピックアップの小型化が貢献しています。このATTITUDE LIMITED3のために開発されたピックアップで、小型ながらパワフルな重低音を出力することが出来ます。

 

組立工程

組立中です。

組立中のATTITUDE
右端の写真:奥がペグが付いたもの、手前がないもの

 

梱包工程

Billy Sheehan サイン入り認定証

梱包中です。

Billy Sheehanが一枚ずつサインした認定証が付属します。

 

YMCスタッフ

YMCのスタッフと

YMCはヤマハギターのフラッグシップモデルを製造する工場で、音・仕上げにこだわる方は、是非YMC製のギター・ベースを試奏してみてください。手に取れば必ず違いがわかるとBilly Sheehanも言ってくれていました。

今回の工場訪問の様子は後日動画でご紹介する予定で、現在鋭意編集です。
ご期待ください!