Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)

プロフィール

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)プロフィール

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)

ワシントン州シアトルで生まれ。7歳の時に家族と共にサンディエゴに転居。父の影響を受け13歳でギターを弾き始め、1日6~7時間もギターを弾く程に熱中する様になった。ギターを始めて3年も経たない内に、Allman Brothers Bandの伝説的プロデューサーJohnny Sandlinが手がけたHighly Kindのアルバム、“Don't wake Albert”の録音に参加。2009年には全米楽器チェーンストアGuitar Center主催の全米コンテスト“King of the Blues”で約4000人のギタリスト達の中からファイナリストに選ばれた。2010年、B'zのヴォーカリスト稲葉浩志ソロツアーに招かれ日本国内でも 一躍脚光を浴びる。最近では、 Jimmy Page、Paul Rodgersをはじめ多くのアーティストと競演してきたフレットレスベースの名手、Tommy Franklinのアルバムの録音に、グラミー賞受賞プロデューサーRoss Hogarthと共に参加。今後のさらなる活躍が期待される注目の若手アーティストである。

 

インタビュー

SG1802を初めて弾いた時「これだ!」と思ったんだ。

2010年、19歳の若さでB'z稲葉浩志のソロツアー『Koshi Indaba LIVE 2010 0enII0』にギタリストとして抜擢され、圧倒的なプレイでギターシーンに鮮烈なデビューを果たしたジョシュア・レイ・グーチ。ギタークリニックのために来日したタイミングをキャッチし、ギターを始めた頃のエピソードや愛用のSG1802などについてうかがった。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

来日は何度目になりますか。

今回が2回目だよ。初めて日本に来たのは2010年、Koshi(稲葉浩志)のツアーだった。また日本に来られてとても嬉しいよ。

日本で気に入った街や食べ物はありますか。

日本の食べ物はホントに全て素晴らしいね! 毎日、今まで知らなかった新しいものを食べてるよ(笑)。特に気に入ったのは、焼き肉と味噌ラーメン! それからソバもね。アメリカでも毎朝自分でソバを作るぐらい好きになったよ。街では鎌倉が印象に残った。アメリカには1300年頃に建てられたような古い建物はないから、とても興味深かった。次はぜひ京都に行きたいと思っているんだ。

今回の来日で楽しみにしていることはありますか。

浅草! Koshiツアーの武道館でのショーを家族がアメリカから見に来てくれたんだけど、その時みんなで浅草に行って楽しんだらしいんだよ。でも僕はサウンドチェックがあったから行けなかった! すごく悔しかったから、今回は絶対に行くつもりなんだ。

初めてギターを持った日は
弾きながら寝てしまったんだ。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

ギターを始めたきっかけを教えてください。

僕はサンディエゴで育ったんだけど、サンディエゴのキッズたちはみんなスケートボードをやっているんだ。僕も朝から晩までスケートボードをやっていたよ。でも14歳の時、スケートボードが盗まれてしまったんだ。夢中になれるものが急になくなってしまって、途方に暮れて、たまたま家にあったギターを手にした。そしたらその日からギターに夢中になった。

弾いたその日からギターにハマってしまったのですか。

その通り! 最初の日から思い切りハマったね。その日は10時間か11時間弾いてたはずだよ。GREEN DAYを弾きまくって、結局弾きながら寝てしまった。次の日からは学校から帰ったら宿題をダッシュで終わらせて、あとは一日中ギターを何時間も弾いていた。毎日6時間も7時間もね。それから今日までずっとギターが大好きだよ。

じゃ、スケートボードが盗まれなかったらギターは弾いてなかった?

No! 間違いなくギターを手にしていたと思う。単にタイミングの問題だったんじゃないかな。もともと音楽は大好きだった。良く覚えているのは小学校の時、先生が「各自、自分が好きな曲を持って来なさい」言ったことがあって、クラスのみんなは'N SyncとかBACKSTREET BOYSを持ってきたけど、僕はStevie Wonderの『Living for the City』を持って行ったんだ。さすがに先生も驚いてたよ(笑)。僕の家ではいつも「本物」のミュージシャンの音楽がかかっていた。父がよく聴いていたのはNeal YoungやHumble Pie、そしてStevie Wonder。いい音楽に溢れていたよ。クリスマスの時にはクールなジャズがたくさんかかっていた。僕が初めて気に入ったレコードはチャーリーブラウンのジャズのクリスマスアルバム。すごくカッコよかったんだ。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

実はまだギターを手にして6、7年ですよね。上達のスピードがすごいし、プレイスタイルがとても多彩で驚きました。

「練習」してるつもりはないけど、毎日長い時間ギターを弾いているからね。弾くことが楽しいんだ。どれだけ弾いても決して「もう十分弾いた」と思うことはないよ。いつだって「もっと弾きたい」と思う。それにギターを弾いていない時はギター雑誌やインターネットを通じてたくさんの事を学んでる。あるギタリストのインタビューに影響されたギタリストとしてDanny Gattonが出てくれば彼のCDを買ってみるし、Danny GattonがFreddie Greenを参考にしたといえば彼が演奏しているCDを聞いてみる。そんなふうにすれば音楽の知識はどんどん広がっていくし、いつでも新しい事が学べるんだ。

Koshiツアーは毎晩がエキサイティング!
クリニックでは「ボイス」の大切さを伝えたい。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

2010年にB'zの稲葉浩志ソロツアーに参加した時の感想を聞かせてください。

オーディションで選ばれた時はびっくりしたね。まだ19歳だったからきっと若すぎて断られると思っていたから。ツアーは素晴らしいミュージシャンたちと毎晩プレイできて本当にエキサイティングだった。毎晩、何か新しいことが起きていて、みんなが毎日少しずつ演奏に何かを加えくるんだけど、それがとてもカッコいいんだ。Koshiも毎日新しいアプローチをしてきた。彼はいつだってパーフェクトだったよ。どんなに疲れていても、毎晩ショーの後で自分の演奏を聞き返して、よりいいステージにするための努力をしていた。「ロックスターとはこうあるべきだ」ということを教えてもらった気がする。

今回はギタークリニックのための来日ですが、クリニックではどんなことを伝えたいですか。

一生懸命にギターを弾いていれば、いつかギタリストとして自分自身の「ボイス」が持てる、ということを伝えたいね。ありがちなフレーズや常套句から離れて、自分自身の「ボイス」を見つけるきっかけになるといいと思ってるんだ。

その「ボイス」とは音色のことですか。

音色もフレーズも含めた、すべてがコネクトされたものだよ。その人が「話す」ことと同じといっていいかもしれない。たとえば何か説明する時、同じ内容でも人はそれぞれ、その人らしい話し方をするよね。誰もが自分だけの肉声を持っているし、話し方も、ボキャブラリーも、考え方も、そして経験を持っている。ギターのプレイもそれと同じなんだ。これは難しいし、時間はかかると思うけど「自分のボイスを持ちたい」と決心すればできると思う。

KoshiのツアーでSGを手にした時、
「ずっとこのギターを弾いていこう」と思った。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

ヤマハギターとの出会いを教えてください。

実は最初に手にしたギターがヤマハだったんだ。1960年代製のヤマハのナイロン弦のギター。もともとは祖父が祖母のために買ったもので、それを父が譲り受けて家に置いてあった。僕はそれをずいぶん長い時間弾いていたんだ。3世代にわたって家族で弾いてきたギターだから、とても大事にしているよ。弾いた人はみんな驚くくらい、本当に素晴らしいサウンドなんだ。いまでもナイロン弦では最高の音だと思っている。

SG1802をメインで弾くようになったきっかけは?

Koshiツアーでヤマハのアコースティックギターを使っていたんだけど、ヤマハのスタッフから「ヤマハのエレキも試してみない?」と言われて、軽い気持ちで弾いてみたんだ。P90が載ったSG1802だったけど、本当に素晴らしいサウンドで驚いたよ。「これからは絶対にコレを弾いていこう」と思った。それ以来、エレキギターもアコースティックギターもすべてヤマハに切り替えたよ。これから一生弾き続けていきたいと思ってる。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

SGの気に入った点を教えてください。

それまでのギターは弦が切れたりするトラブルがとても多かったから、ライブ前には必ず弦を張り替えていたんだ。でもSGにしてから、その心配は無くなった。サウンドに関しても以前のギターは「もっといい音が出せるんじゃないか」と思ってピックアップを交換したりして改造したんだ。でもSGは最初の状態でサウンドも演奏性も完璧! ストックの状態ですでに素晴らしい。たとえば手ぶらで日本に来ても、ギターショップに並んでいるSGを持ってすぐに武道館でライブができるよ。全くいつもと同じ音が出せる。それに色も仕上げもキレイだし、人とちょっと違うギターを持ってるっていう感じも気に入ってるんだ。

SGは3つの個性から選べるのがいい。
SA2200はロックでもファンクでもOK!

読者にSGを勧めるとしたらどんな点がポイントですか。

SGにはそれぞれ個性を持った3つのモデルがあってサウンドやプレイスタイルで選べるんだ。それも素晴らしい点だね。まず僕のメインギターであるSG1802。これはP90がマウントされていてクラシックロックにピッタリの音が出せる。ちょうどハンバッカーとシングルをミックスさせたような、本当に素晴らしいサウンドだ。

それからSG1820はあらゆる音楽で使えるオールマイティなハンバッカー搭載のギターだ。ハードロックでもブルースでも使える。ブルースロックで弾くと60年後半のエリック・クラプトンのようなサウンドが出せるんだよ。

SG1820AはピックアップにEMGを搭載したモデルで、ものすごくハイゲインなサウンドだ。ヘビーメタルを弾くならこのギターが完璧。強烈に歪ませても、このギターなら決して音が潰れない。普通のギターならそうはいかないよね。ヘビメタ系のギグなら、僕は間違いなくこれを持って行く。

セミアコのSA2200も弾かれていますね。

SA2200はL.A.でいつも弾いている。リズムでもリードでも使える大好きなギターだ。まさに万能でロックでもブルースでもジャズでも、それにファンクでもいける。特に気に入っているのはコイルタップでシングルに切り替えてファンクな曲でリズムギターを弾くことだね。

SG1802

SG1802
  • 希望小売価格\350,000(税抜)

SG1820

SG1820
  • 希望小売価格\350,000(税抜)

SG1820A

SG1820A
  • 希望小売価格\350,000(税抜)

SA2200

SA2200
  • 希望小売価格\220,000(税抜)

ジミー・ペイジやヘンドリックスのように
ずっと歌い継がれる曲を書きたい。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

今後、どんなミュージシャンを目指したいですか。

単にギタリストとして演奏するだけでなく、多くの人の記憶に残るような曲を書きたいと思ってるんだ。たとえばJimmy PageにしてもJimi Hendrixにしても、ギタープレイが素晴らしいだけでなく、コンポーザーとして40年経っても歌い継がれている名曲を作っているよね。「Foxy Lady」、「Voodoo Child」にしても素晴らしい曲だと思う。もちろんギターに関しては毎日すこしずつでも成長していきたいと思ってるよ。

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)インタビュー

最後に読者の方々にメッセージをお願いします。

日本のみなさん、そしてヤマハの方々が僕を応援してくれていることをとても嬉しく思ってます。ありがとう! 僕の音楽を聴いてくれたり、ライブやクリニックに来てくれることは僕にとって、とても嬉しいことなんだ。おかげで音楽家としても人としても前に進んでいけるからね。

次はぜひ自分のバンドで来日してください。

Thank you、頑張るよ!

Release Information

Joshua Ray Gooch(ジョシュア・レイ・グーチ)

Joshua Ray Goochが、伝説のバンド「Yardbirds」の名曲"Stroll On"をカヴァー!
Rockスピリッツ溢れるシャウトがJanis Joplinを彷彿とさせる女性Vocal、Beth HartをVocalに、Joshのドライブ感溢れるギターサウンドが炸裂!
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