包み込むような愛に満ちた「レクイエム」 あしたへの祈り~東京コール・フリーデ第7回定期演奏会

私たち、東京コール・フリーデは、都区職員第九を歌う会として、1977年に結成され、一般にも門戸を広げ、幅広いメンバーで結成され、2008年まで31回にわたり毎年12月に第九の演奏会を開催し続けました。2000年からは、年間を通した練習をはじめ、2002年第1回演奏会以降、定期演奏会を開催し、今回で第7回目を迎えました。

現在団員は約60名、協力団員約30名で、「大勢の仲間ときれいな音色を作る‐ 練習・仲間を大事に‐ 」を合言葉に宗教曲からポピュラーな曲まで幅広く楽しんで歌える合唱団です。伊左地邦治先生からの熱意のこもる指導をいただいて、演奏会ごとに、少しレベルの高い曲にチャレンジして、レベルの高さを引き上げ洗練された歌声をめざしています。練習日は毎週木曜日の夜、新宿周辺を練習場所に1年かけて仕上げていきます。

昨年は、大変な1年となってしまいました。そこで、今回の定期演奏会は、あしたへの祈りと題し、フォーレ「レクイエム」、アリエル・キンタナ「Mass From Two Worlds」そして、日本のポップス4曲を演奏いたしました。

フォーレ「レクイエム」では、エレクトーンからのオルガンの音色とコーラスのハーモニーにより包み込むような愛に満ち、アリエル・キンタナ「2つの世界からのミサ曲」では、アカペラの静から速いテンポの動へ、ミサの古い様式美とラテンのリズムの現代の様式と躍動感がみなぎり、さらには、日本のポップスでは、力強く応援していくよう心を込めて演奏しました。

特に今回は、作曲家アリエル・キンタナ氏へ英語によるメッセージをお送りしたところ、英語による心のこもった応援メールをいただきました。

演奏会が終わったばかりですが、来年2013年1月27日(日)に、ロッシーニ「小荘厳ミサ」他を演奏することを決定し、練習がスタートしました。まだ、練習が開始したばかりです。経験、年齢制限なしです。大勢の仲間と楽しく合唱を創りましょう。お気軽にご見学ください。

団長/越坂幸弘

エレクトーン演奏/大竹くみ

2012年1月28日 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール