様々なジャンルに挑戦 法政大学アカデミーOB合唱団 6thコンサート

法政大学アカデミーOB合唱団は2011年10月に創立50周年を迎えた法政大学アカデミー合唱団の卒団生で構成される混声合唱団。常任指揮者であった故・福永陽一郎先生の追悼演奏会(1991年2月)が合唱団の発足と重なります。現役生の演奏会に参加して歌う機会を得ながら1996年に団主催の1stコンサートを開催。その後は2、3年に一度の主催コンサート、肩の凝らないミニコンサート、そして他団体との共演など活動の幅を広げ、レパートリーも邦人作品、宗教曲、オペラ合唱曲、ミュージカルからラターやチルコットなど同時代の作曲家の作品まで、様々なジャンルに挑戦をしています。 この2月に開催をした6thコンサートはフォーレとプーランクという性格の異なる2人のフランス人作曲家の宗教曲を柱に構成、エレクトーンの力を最大限に活かしたオーケストラとの共演が実現しました。フォーレ「レクイエム」は伊藤佳苗氏、プーランク「グローリア」は塚瀬万起子氏と杉田香織氏、3人のプレイヤーとのこの出会いが、私達合唱団員にエレクトーンの可能性を十分に味わわせてくれました。伊藤佳苗氏にはアレンジとコーディネータも務めていただき、指揮者(船橋洋介氏、団内指揮者・尾崎徹)との綿密な打合せ、リハーサルや本番当日の会場での音のバランスの確認など、手厚いご協力をいただきました。

エレクトーンとの共演はヴィヴァルディ「グローリア」(2006年)、ラター「クリスマスキャロル」(2008年)に次いで3回目となりました。今後も様々なジャンルの曲に取り組み、エレクトーンとのコラボレーションを楽しみたいと思っています。

ソプラノ/関 由紀子

エレクトーン演奏/伊藤佳苗、塚瀬万起子、杉田香織

*写真は、フォーレ「レクイエム」より。船橋洋介(指揮)、北條加奈(ソプラノ)、水野賢司(バリトン)、 山崎祐介(ハープ)伊藤佳苗(エレクトーン)、オーケストラ・アンサンブル・プリマヴェーラ

2012年2月19日 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール