横浜開港祭が行われる意味を100パーセント表現 第31回横浜開港祭 ドリーム・オブ・ハーモニー

横浜市民にとって毎年6月2日は特別な日です。今から153年前、アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5ヵ国に対して陽暦7月1日(現在の6月2日)に開港されることになりました。その開港の地に横浜が選ばれ、当時は100人程度が暮らす村だった横浜が、開港後は急速に発展してきました。日本の大都市と呼ばれる地域の中で歴史が150年程度の都市は珍しく、この短期間での発展は日本の玄関として横浜の港が立地や利便性の面で優れていたことにほかなりません。開港により西洋文化を上手く取り入れ発展してきた日本の歴史をみると、やはり、文明発祥の地に住んでいるというハマっ子としての自信と誇りを感じます。

そこで、私たちは横浜市民全体で開港を祝い、港に感謝できるようなお祭りを作りたいと思い、毎年6月2日に横浜開港祭を開催してきております。今年で31回目を迎えた横浜開港祭は年々参加者が増え、本年は約60万人の市民の方々に参加していただきました。

そんな横浜開港祭には乗船会やアーティストライブ、花火と催し物がいろいろありますが、祭の本質である「開港を祝い、港に感謝しよう」を一番表しているのが市民約1000人で歌うドリーム・オブ・ハーモニーです。毎年応募により集まった子どもからお年寄りまで1000人の市民が4月から横浜市歌を含め7曲程度練習して当日を迎えるイベントなのですが、このイベントの凄いところは、歌う方たちの迫力です。見ているこっちは圧倒されてしまいます。子どもからお年寄りまでが平等に参加できるイベントというのは合唱以外に私は知りません。それほど歌って素晴らしいものだと思いますし、合唱はお互いの心をつなぐ最高のものだと思います。だから聴いているだけでも感動するんですね。まさに横浜開港祭が行われる意味を100パーセント表しているドリーム・オブ・ハーモニーですが、毎年年明けからHP等で募集しておりますので一人でも多くの市民の方に参加していただければ嬉しい限りです。あ、そんな歌声を支えているのはもちろんヤマハのエレクトーンですよ(笑)。

広報渉外委員会委員長/鈴木正男

エレクトーン演奏/小林由佳、久保田彩子

2012年6月2日 横浜市臨港パーク