エレクトーン伴奏による『オペラ座の怪人』 藤沢男声合唱団 第24回定期演奏会

藤沢男声合唱団は指揮者の故福永陽一郎氏の声がけで1980年5月に結成された男声合唱団です。結成当初より今も続けている藤沢市民オペラ出演とアカペラ男声合唱曲を中心としたアンサンブルを楽しんでいます。1989年に第1回の演奏会を開催し、以降年1回の定期演奏会を開催しています。

結成当初は10人強の人数でしたが、徐々に人数が増えて、現在では約50人の団員で活動をしています。また、1999年より故畑中良輔氏を最高顧問としてお迎えし、毎年の定期演奏会で指揮をお願いしておりました。現在は佐藤正浩氏、吉川貴洋氏を指揮者にお迎えし、日本の合唱組曲、オペラ合唱曲、ブラームス・シューベルトといった海外の作曲家作品、ミュージカルの合唱編曲版など幅広いジャンルの曲を演奏会の演目として活動しています。現在は11月に公演される藤沢市民オペラ『フィガロの結婚』への出演、ならびに来年の定期演奏会に向けた練習を実施しています。

6月2日に第24回定期演奏会を開催し、その中の1ステージでエレクトーン伴奏の曲を取り上げました。定期演奏会は毎回ほぼ3~4ステージ構成でお届けしていますが、団の方針として1ステージは合唱にあまり触れたことのない合唱素人の方でも楽しめる構成のものをお届けしており、エンターテイメントステージとしてご好評をいただいております。

今回はミュージカル『オペラ座の怪人』を取り上げ、各種団体にて合唱の伴奏で活躍中の前田勝則先生にエレクトーンの伴奏をお願いしました。演奏会でエレクトーンを使用するのは初めてだったのですが、パイプオルガンやドラム等まるで多数の楽器を持ち込んだかのような臨場感のある演奏が実現でき、半田美和子さんのソプラノソロとも相まって、聴衆からは「まるで本物のミュージカルを見ているようだ」との感想が多数寄せられました。圧倒的な演奏をしていただいた前田先生にあらためて感謝申し上げます。

団長/伊豆原 孝

エレクトーン演奏/前田勝則

2013年6月2日 藤沢市民会館大ホール