記念すべきステージを彩ったエレクトーン 日の出混声合唱団第13回定期演奏会

日の出混声合唱団は、1983年に日米首脳(ロン・ヤス)会議が開かれた東京都西多摩郡日の出町を活動の拠点とし、指揮者・声楽家 辻 秀幸氏を常任指揮者に、ピアニストに小介川淳子氏を迎え、20代からシニアまで幅広い年代層の約30名のメンバーが、「豊かな響きと演奏力のレベルアップ」を求め練習に励んでいます。

団発足後、既に27年が経過しましたが、二人の優れた指導者に恵まれたことが、我が団の発展と飛躍の原動力と言えます。かつて開催された都民合唱コンクールで第4位を受賞した折、審査員の先生からいただいた講評「合唱に年は関係ありません。情熱と心です」を大切にし、地域の人々とともに歩む合唱活動を続けています。日の出町や秋川流域を中心に演奏活動を行う私たちにとって、優れた音響効果があり、約700名を収容する秋川キララホールは、地域における音楽の殿堂であり、日頃の成果を発表する貴重な演奏会場となっています。また、辻先生のお声掛かりで、都心の演奏会場(すみだトリフォニーホール、紀尾井ホール、サントリーホール等)や地方都市(盛岡・京都等)で、また海外(ザルツブルク、アムステルダム等)での演奏会に参加する機会にも恵まれ、貴重な演奏経験の場となっています。

昨年12月に開催した第13回定期演奏会では、元合唱団員でもあり、現在はオペラやソロの演奏家として活躍中のソプラノ歌手・橋本美香氏をソリストとして、そしてエレクトーン奏者に柿?俊也氏を迎えメンデルスゾーンのミサ曲、Psalm op.42ほかを演奏いたしました。1台のエレクトーンから、まるでオーケストラのような響きが醸し出されるメンデルスゾーンのミサ曲のステージは、私たちにとって忘れがたい記念すべき演奏となりました。

次回は、フォーレのレクイエムにチャレンジいたします。西多摩地区にお住いの方でコーラスにご関心のある方、私たちと一緒に歌いませんか。合唱経験は不問です。練習は、月に2~3回、日曜夜に行っています。

団長/辻井完次

エレクトーン演奏/柿﨑俊也

2014年12月7日 秋川キララホール