創立60周年記念 上野混声合唱団第17回定期演奏会

上野混声合唱団は、指揮者田尻明規先生の下、創立60周年記念・第17回定期演奏会を2015年11月24日、東京文化会館小ホールで行いました。私たちの合唱団は、1954年に「コーラスたけくらべ」として発足し、この演奏会が60周年の節目となりました。演奏曲は、古くから愛されてきた懐かしい日本歌曲・混声合唱による「日本抒情歌曲集」よりで幕を開け、現代日本の作曲家千原英喜氏・混声合唱とピアノのための「良寛相聞」、そしてイギリスの作曲家ジョン・ラター「MAGNIFICAT」を取り上げました。そして、この演奏会でエレクトーンの伴奏に出会いました。

「MAGNIFICAT」を選曲した時点では、オーケストラの伴奏を考えていました。2年前に東京文化会館大ホールでモーツァルトの「レクイエム」をオーケストラと共演していたからです。それで、もう一度オケ伴で!との思いを強くしていました。しかし、練習を進めていくと、費用や会場の広さの問題等があり、小編成のオケにティンパニーを入れようなどいろいろ悩みました。その時「前にエレクトーンで歌ったことがある!」と団員からの提案で、エレクトーン伴奏での合唱が実現しました。

合わせは1回きりでしたが、エレクトーンのもつ色彩豊かな音色と奏者の松田有季乃さんの感性が繰り出す音楽にのせて、私たちは気持ちよく歌い切ることが出来ました。会場のお客様も感激してくださいました。

練習中は、「リズムがずれる。」「ハーモニーが合わない!」「曲のイメージが出ない!」など、華やかでモダンなリズムもあり美しい曲であるのに、思うように練習が進まない日もありました。でも、田尻先生の根気強い熱心なご指導と「歌が好き!」の仲間と支え合いながら、本番を成功させました。

最後に、団員募集のお知らせです。練習は、毎週火曜日18:30~21:00 台東区立上野小学校音楽室です。見学も大歓迎。団長・吉川喜也までご連絡ください。

60周年記念演奏会実行委員長/栗原陽子

エレクトーン演奏/松田有季乃

2015年11月24日 東京文化会館小ホール