自主演奏会は、エレクトーンを使用して公演 川口第九を歌う会 第13回自主演奏会 メンデルスゾーン「パウロ」

川口市の「川口第九を歌う会」は、“川口総合文化センターリリアのオープニングに合わせ「第九」を歌いたい!”その思いに共鳴した有志が集い、1988年7月準備委員会発足、髙橋誠也氏を講師に迎え、89年4月幸町小学校で練習を開始した。初のステージはリリアがオープンした90年7月、松尾葉子指揮「新日本フィルと市民の夕べ」だった。同年11月、念願の「第九」を久住純信指揮、川口市民オーケストラとともに演奏。以後、毎年「第九」を歌い続け、2016年12月には27回目の演奏を行った。合唱団のスキルアップのためグノー「荘厳ミサ」、モーツァルトやフォーレの「レクイエム」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、メンデルスゾーン「讃歌」「エリアス」、ヘンデル「メサイヤ」やドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」なども隔年で演奏。2011年6月には東日本大震災復興記念コンサート「ドイツ・レクイエム」を演奏した。

その間、ポーランド、スペインなどへの演奏旅行も行い、2011年5月にはウルム市(ドイツ)で日独友好親善の「第九」演奏会を開催した。合唱団の門を叩いた市民は1100名を超え、多くの市民に合唱の楽しさを伝えている。

本年は、6月17日に自主演奏会を開催、メンデルスゾーンの「パウロ」を演奏した。自主演奏会には、いつもエレクトーンを利用している。

毎年3月から8月まで、初心者コースを開催して「第九」の合唱経験ない方を対象に合唱の教室を開き、150人ほどの参加を得ている。12月の「第九」本番に向けて、9月からは経験者と年間会員合同の練習を小学校の体育館や市の公民館などで行う。本番は200人規模になる。28回目を迎える今年は、群馬交響楽団、指揮・高関健、ソプラノ・中嶋彰子、アルト・加納悦子、テノール・与儀巧、バス・小森輝彦の各氏との演奏会を予定している。

団長/太田正人

エレクトーン演奏/高木美保

2017年6月17日 川口総合文化センター リリア・メインホール