オペラの一場面に誘うエレクトーン演奏 女性合唱団コール・アネモネ 第7回演奏会

私たちコール・アネモネは、早春に色とりどりの花を咲かせるアネモネのように、それぞれ個性豊かなメンバーが集まり指揮者・永井宏先生のもと、うれしい時も哀しい時もともに美しいハーモニーを目指して、和やかに楽しく歌っている30名弱の女声コーラスグループです。

2016年9月10日浜離宮朝日ホールでの演奏会にエレクトーン奏者の清水のりこさんにご協力願い、宗教曲の名曲の数々を共演、今年8月11日の演奏会では同じく浜離宮朝日ホールにて再度清水のりこさんと共演させていただき、有名なオペラの合唱曲 ホフマン物語から「ホフマンの舟歌」、さまよえるオランダ人から「糸紡ぎの歌」、マクベスから「魔女たちの合唱」、ナブッコから「行け、我が想いよ金色の翼に乗って」、ファウストから「祭りの合唱とワルツ」を歌いました。

前回の宗教曲とは異なり、オーケストラ譜をエレクトーンで表現するわけですから、リハーサルの時から驚きの連続で、まずエレクトーンの進化にはびっくり、そして清水さんの豊富な経験からなるオーケストレーションは的確で素晴らしく、そして華やかで「生のオーケストラ?」と錯覚するほど。私たち素人の歌声に合った音作りやテンポ調整は、さぞかしご苦労されたのではと思いますが、お陰様で彼女の奏でるエレクトーンは私たちをオペラの一場面に誘ってくださり、気持ちよく歌うことができました。もしまた機会がありましたならばご一緒していただければと存じます。

著・代表/泉原みどり

エレクトーン演奏/清水のりこ

2018年8月11日 浜離宮朝日ホール