困難を乗り越え、待ちに待った本番開催 レクイエム(鎮魂ミサ)/G・ヴェルディ-室内楽的-

私たち安さんぶるシェノンは、2018年6月1日に公演した、【第九交響曲日本初演100周年記念演奏会】のときにソリストを務めたメンバーを中心に合唱メンバーも合わせて再結集した、[合唱団]というよりは、約30人の室内ヴォーカルアンサンブルです。[シェノン]とは[幸せの連鎖]という意味のフランス語ですが、こんな洒落たグループ名をつけていながら、たったの30人弱で、あの大曲、ヴェルディのレクイエムを歌おうだなんて、ハチャメチャ奇想天外なとんでもないことをしでかすグループです。

指揮者の急病、コロナ拡大などの困難が相次ぎ、コンサート開催は当初の予定より3年も延び、今年6月17日に、豊洲シビックホールにて、ようやく本番開催が実現しました。オーケストラは、ヤマハエレクトーンステージアです。4年前の第九演奏会のときに、シェノンのメンバー皆が、エレクトーンのすばらしさ、ステージアのすばらしさに心酔していましたから、今回のステージアとの共演は、まさにメンバー皆が待ちに待っていた演奏でした。

合唱は、この3年間、延び延びになりながらも、河原指揮者と奥秋ボイストレーナーのキメ細かい指導により、これでもかと、とことんまで歌いこんだ甲斐あって、ミラノスカラ座合唱団にもひけをとらない出来栄えだったと自負しています。

毎回、多大なご協力をいただいておりますヤマハエレクトーンシティ様に、心からの感謝は尽きません。シェノンの次回コンサートでも、ぜひともヤマハエレクトーンの豊かな響きに包まれて演奏したいとメンバー皆が願っております!

著・安さんぶるシェノン指揮者/安藤由布樹

エレクトーン演奏/山木亜美

2022年6月17日 豊洲シビックセンターホール