思い出深き、エレクトーンシティ 劇団M.M.C Presents 「Viva Musical!」

記念イベントのミュージカル部門を担当させていただきました、劇団M.M.C代表 天野まりと申します。当劇団は、1999年の旗揚げ以来、我が恩師、故いずみたく先生が掲げた『日本人の情感に合った、日本人の為のミュージカル』にこだわり、オリジナルミュージカルの創作・上演を続けておりますが、今回のミュージカルコンサートに当たり、ミュージカルを目指す者ならば一度は歌ってみたいと願う、ブロードウェイ・ウエストエンドの名作から選りすぐりのミュージカルナンバーにも挑戦いたしました。エレクトーン奏者の奥野由希子さんには、たくさんのオーダーに柔軟に対応していただき、素晴らしいアレンジと伴奏のもと、伸び伸びとしたパフォーマンスを繰り広げることができました。心より感謝申し上げます。おかげさまで、お客様にも大変好評いただけたようで、〝ほっ〟と胸をなでおろしております。エレクトーンが奏でるフルオーケストラのような演奏に、エレクトーンの可能性、深さを知る機会もいただきました。

さて、私とエレクトーンシティさんとのご縁はといえば、ずいぶん遡り、まだ「ヤマハエピキュラス」と呼んでいた時代のこと。今回サプライズゲストとして出演いただいた声優・田中真弓さんや三ツ矢雄二さんと「プロジェクトレビュー」という劇団を旗揚げし、オリジナルミュージカルの上演をしていた頃になります。個人的には、ミュージカル俳優として初めてタイトルロールを演じさせていただいたロックミュージカル『マザー』の上演はじめ、ライブ・コンサートにと、熱く、青春を燃やした場所でもあります。『マザー』といえば、今や世界的作曲家となられた川井憲次さんや今回ご紹介いただいた竹田えりさんの作曲です! 思い出多きエレクトーンシティでのコンサートに感慨ひとしおでした。最後になりましたが、今回関わってくださったスタッフの皆様・足をお運びいただいたお客様に心より感謝申し上げます。

劇団M.M.C 代表/天野まり

エレクトーン演奏/奥野由希子

2012年10月20日 エレクトーンシティ渋谷