エレクトーンとアコースティック楽器のアンサンブルの素晴らしさ!川崎市民オペラ オペラ全曲シリーズ第14弾 喜歌劇『メリー・ウィドウ』公演

エレクトーン、そして、オペラを演奏されている全国の皆様、演奏家人生を有意義にお過ごしですか?

「平成」の元号がまもなく変わろうとしている昨今、各地で数多くのオペラ演目が上演されております。その中でも、川崎市民オペラは日本語ですぐにご理解いただける軽妙なタッチでの構成を心がけて15年、神奈川県川崎市を中心に全国に躍進を続けています。

公演の現場では、オペラに精通する2名の副代表・境信博、林勉の両氏を中心に、歌手・ピアニスト・川崎市民オペラ合唱団の面々が上演まで試行錯誤を繰り返し、もう一つの特長である"手作りオペラ"をポリシーに、役柄にこだわらず出演者全員で小道具・大道具・設営・撤去までをこなして臨んでいます。おかげさまで、多くのお客様に楽しんでご覧いただいております。

私自身、団の代表を仰せつかって6年、団員らがいかに力を発揮できるか、指揮者という立場で研究する日々が続いています。

当団は、年間計画として「本公演」と「特別公演」を行っており、昨年の秋は『メリー・ウィドウ』を本公演として上演いたしました。演奏は、世界的にご活躍のエレクトーン奏者・赤塚博美先生を中心に、バイオリン奏者・水野佐知香先生、打楽器奏者・石井喜久子先生をお招きし、オーケストラサウンドを醸し出していただきました。また、川崎の歌姫・桜井純恵先生がご指導される児童合唱団「なかよしくらぶ」にご出演いただき、公演には幅広い年齢層のお客様がお越しくださいました。こちらに掲載している公演の写真からは、出演者の生き生きとした躍動感を皆様にお伝えできるかと自負いたしております。

今般、エレクトーンの進化には目を見張るものがございます。エレクトーンとアコースティック楽器との組み合わせによるアンサンブルの素晴らしさにより、お客様、歌手ともにご好評をいただき、この形での公演がしばらく継続される見通しです。次回の本公演は、初冬12月1日(日)に、川崎市・多摩市民館大ホールにて『椿姫』をエレクトーンとアコースティック楽器で予定しています。

川崎市民オペラの今後の展望は、川崎市から全国へ、そして海外、アジアへ。いずれはオペラ殿堂の地・イタリア公演に……行けたらなぁ……と考えております。そのためには、基本に勝るものはなく、いつも初心の気持ちを忘れず日々リハーサルに臨んでいます。

次の特別公演は新元号となってすぐ、5月5日(日)に『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』の2本立てを本拠地・川崎市の高津市民館で公演します。

全国のオペラファンの皆様、一度、川崎市民オペラの本拠地、神奈川県川崎市へ足をお運びになりませんか?たくさんの皆様との出会いを大切に当団は発展してまいります。

著・代表・指揮者/金岡秀典

エレクトーン演奏/赤塚博美

指揮/金岡秀典

2018年11月3日 多摩市民館大ホール