祝!創立40周年 第32回 神奈川オペラフェスティバル'23 《横浜シティオペラ 創立40周年記念》 オペラ・ガラコンサート~歌の魔法を届けて40年~

横浜シティオペラは1983年に発足、本年40周年を迎えました。故・佐藤美子氏の意思を受け継ぎ、佐藤氏が横浜市教育委員であったこともあり、横浜市教育委員会のご指導のもとに、横浜市在住の音楽家30名によって、発足したものです。

質の高いオペラをわかりやすく、低料金で市民に提供していくことを創立以来の基本姿勢として、昭和59年3月の発足記念コンサート以来、グランドオペラのみならず、子どもとともに楽しめるファミリーオペラを上演する一方、さまざまな言語の歌曲の演奏会等を開催してまいりました。1991年からは、大ホールでのグランドオペラ、中ホールでのファミリーオペラ、オペラ・ガラコンサートの3本による『神奈川オペラフェスティバル』を毎年連続して開催。2004年には団体をNPO法人とし活動を継続してまいりました。そのようななか、コロナ禍によりフェスティバルを含め全く演奏会を開催することができなくなった時期を経て、少しずつ演奏会を再開し、本年やっと横浜シティオペラ創立40周年記念公演を開催できる運びとなりました。

そして今年の9月23日に、第32回神奈川オペラフェスティバル'23第一夜を「オペラ・ガラコンサート~歌の魔法を届けて40年~」と題して神奈川県立音楽堂にて開催いたしました。

この日は電子オルガンに赤塚博美さん、指揮には時任康文さんをお迎えし、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、打楽器の編成で、華やかにオペラ・ガラを開催いたしました。

続いて、11月にはオペラフェスティバル第二夜として、モーツァルト作曲『魔笛』を開催いたしました。こちらは赤塚博美さんの電子オルガン、服部容子さんのピアノという、初めての顔合わせ。指揮は佐藤宏充さん、演出は中村敬一さんでお送りしました。

この何年かの電子オルガンの成長には本当に驚くべきものがあり、今回の演奏を通しても、クラシック演奏のさらなる広がりを感じ、大変楽しみにすると同時に大きな期待を感じております。

著・NPO法人横浜シティオペラ 理事長/柳澤涼子

エレクトーン演奏/赤塚博美

2023年9月23日 神奈川県立音楽堂