中島啓江さんを迎え 川崎童謡の会20周年記念コンサート

川崎童謡の会20周年を祝って、オペラ歌手の中島啓江さんを招いた記念コンサートを開きました。

オープニングは小原孝さんのピアノと長谷川幹人さんのエレクトーンでモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番より第2楽章」、そして高津佳(塚田佳男)さんの「青葉城恋唄」で幕が開きました。

“みんなで歌って20年!!”のコーナーでは、童謡の会発足時、第一声として歌った「赤い靴」、そして1年半ほどかけてゆっくりと歌い継いだ「鉄道唱歌」等々を高津佳さんの指導、長谷川幹人さんのエレクトーンで歌ってゆきました。まるでオーケストラで歌っているようで会場のお客様もご満悦です。

2部はお待ちかねの織姫、中島啓江さんが彦星の小原孝さんのピアノで迎えられ登場! 「星に願いを」「子守唄」「赤とんぼ」「生きるものの歌」等々、楽しいトークと素敵な歌が繰り広げられました。ジョイントコーナーでは高津佳さんと小原孝さんのピアノで歌い、お別れには長谷川幹人さんのエレクトーンも加わり、会場も一緒に「ふるさと」「逢えてよかったね」の大合唱! ステージと客席は一つの輪、客席は臨場感を堪能。感謝の声でいっぱいでした。

童謡の会は中高年の方たちが歌の上手い下手に関係なく、心の再生、よりよい楽習(がくしゅう)の場にと、素人がなんのてらいもなく共鳴、共感した仲間で作ったボランティアの会です。月に一度集う会がお陰様で20年、歌い愛・響き愛・ふれ愛の輪が広がっています。

「童謡」とは世界に誇る文化であること。また昔懐かしい歌、童謡、愛唱歌は、口ずさむと故郷の景色、親や友人、忘れかけていた思い出、記憶が呼び覚まされます。脳はどんどん刺激されてゆきます。この日本の古き良き歌を共有財産として、今後も歌い継いでゆきたいです。

9月には長谷川幹人さんのミュージック・ア・ラ・カルト。行進曲、民謡お国めぐり……が予定されています。最後になりましたが、よき講師陣、演奏家に恵まれたことに感謝します。

事務局/吉井龍子

(上から)写真1:エレクトーン演奏/長谷川幹人

2012年7月6日 エポックなかはら