オペラハイライトをエレクトーン伴奏で 音楽グループJOY クリスマスコンサートVol.6

私たち音楽グループ「JOY」は茨城ゆかりの音楽仲間の集まりです。始まりはソプラノ和泉とメゾ紙谷で、とある合唱団のソリストとして招かれ一緒に歌った時に「声合うよね~何か一緒にしようよ」という軽い話からでした。普段は都内や茨城で個々に演奏しながらも毎回企画を変え、自分たち自身で演奏したいもの!とわがままにプログラミングしています。

今回の第6回目のコンサートはピアニストでありオルガニストである、メンバーの小林由佳さんから「エレクトーンシティで、オケ版のオペラハイライトをしましょう」との提案で進んだ企画でした。クリスマスらしく賛美歌でオープニングの後、ピアノ伴奏によるシューベルトの「エレンの歌」全3曲を歌い手3人で順に演奏した後、エレクトーンと共にピアソラをフルート、パーカッションで演奏。前半プログラムの最後には、ラテン語によるクリスマスやコンサートに演奏できる邦人作品を!と知人の作曲家3人、篠原真氏、野澤啓子氏、金田潮兒氏にお願いし新たに作曲していただき、本邦初演の作品を3曲演奏しました。

後半には、最初の企画の中心であったオペラハイライトを、ナレーションとバレエのパフォーマンスと共に、まずはビゼー『カルメン』より、前奏曲、ハバネラ、花の歌、フルートによる間奏曲。次にプッチーニ『蝶々夫人』より、愛の二重唱、ある晴れた日に、花の二重唱をエレクトーンによるオケ版で演奏しました。

プログラム最後には明るいクリスマス曲のメドレーで締め、バラエティに富んだ楽しい演奏会になったと、お客様にも喜んでいただき、何より私たち演奏者自身が楽しんだ演奏会になりました。

お客様のほとんどは、エレクトーンの演奏を聴くのは初めて。皆様から、「エレクトーンってすごい! 本当のオーケストラを聴いているようだった!」という驚きの声がたくさん寄せられ、私たちも、新しい演奏方法の一つの可能性を実感したような気がしました。

メンバーでの今までの演奏会は、古典中心の時もあり、ミュージカル中心の時もありと、毎回自身の企画でしかできないプログラムを!と考えています。次回は未定なのですが、良い仲間と長く楽しく続けていきたいと思っています。

紙谷弘子

ソプラノ:和泉純子 メゾ・ソプラノ:紙谷弘子 テノール:谷川佳幸 フルート:鈴木ゆみ パーカッション:大石輝恭 ナレーション・パフォーマンス:石橋未由子 エレクトーン演奏/小林由佳

2012年12月21日 エレクトーンシティ渋谷