日本の伝統芸能の詩吟と西洋の総合芸術オペラの融合 エレクトーン・ピアノ・鍵盤ハーモニカで創り出す妖艶な世界! 2023年文の会主催ディナーショー 和伝祭

日本の伝統的な文化芸能発展のために企画された日本文化舞台支援機構主催の『和伝祭』に詩吟、オペラ、エレクトーン、ピアノ、鍵盤ハーモニカという異色な、多分世界で初めてのコラボレーションで参加させていただきました。それは本当にワクワクする楽しい時間でした。

詩吟の恵聖が吟じる「静夜思」に奥野由希子が音楽を創作。また長崎を舞台としたプッチーニのオペラ『蝶々夫人』の有名なアリア「ある晴れた日に」ではスズキの気持ちを恵聖が吟じ、蝶々夫人を福崎芳枝が歌い、オーケストラ部分を奥野由希子がアレンジ。エレクトーンは奥野由希子、ピアノをティコ、鍵盤ハーモニカのRepicaという新しいユニットで妖艶かつ壮大な世界を創り上げました。

詩吟は中国から漢字が伝わった奈良から平安時代に和歌や漢詩に節をつけて自由に歌ったのが始まりと言われており、江戸時代後期に現在の詩吟が確立されたと言われております。

オペラは16世紀末、ギリシア悲劇を復活させようとした人々が生み出した音楽劇でイタリアのフィレンツェが発祥の地です。

今回、全く違う時代、違う国で生まれた芸術をひとつにし、新しい世界を創り上げることができたのではないかと自負しております。観客の皆様からも大きな拍手と「本当にすばらしかった!」「詩吟とオペラとは面白いがしっくりくるね!」「アレンジも新しくてすばらしい演奏だった、また聴きたい!」とうれしいお言葉をたくさんいただきました。

ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。

詩吟、オペラ、クラシック音楽は難しい!敷居が高い! というイメージを壊して多くの方、若い方にもご興味をもっていただけるような素敵な面白い公演をこれからも創っていきたいと思います。

著・ソプラノ歌手/福崎芳枝

エレクトーン演奏/奥野由希子

2023年7月8日 アートホテル日暮里